今日の
ライター:
根岸達朗
根岸達朗
やはり話題のiPhone。コブス横丁でも何度か記事にしていますが、そもそもiPhoneを持っていないんですよね。持っていないのになんで何度も言うかというと、興味があるからですね。欲しいんです。
そこで今回、ITメディアコンサルタントの佐々木博さんにご協力いただき、iPhoneの活用法をあらためて探ってみることにしました(もっと欲しくなってしまうかもしれませんが)。
ちなみに佐々木さんは以前にもご登場いただきましたが、iPhoneの機能面に特化した部分よりも、そこにヒューマンアイデアを組み込んだ独自の活用法を見いだされる方です。ユニークなアイデアに期待しましょう。
佐々木さん:「iPhoneのアプリには実用的なものも多いですが、やはりちょっとしたおちゃめさにも魅力があります。今回はその部分でお話しできればと思います」
―たしかに視覚的にも楽しいアプリは多いですよね。ちゃめっ気を出すのは簡単なんじゃないですか?
佐々木さん:「甘くみてはいけません。おちゃめさも使い方を誤れば、ただのガジェット系おたくサラリーマンになってしまいます。使い過ぎは禁物なんです」
―つい見せびらかしたくなってしまうところを、ぐっと抑える感じでしょうか。
佐々木さん:「そうですね。たとえば実際に商談や会議の場合、メモ帳片手に議事録をとる、ということはあると思います。もちろんiPhoneにもそうしたシーンに有用な使い方やアプリケーションはあります。ですが、そこはあえて中くらいに上質なペンと“モレスキン”あたりのノートを出して、iPhoneを使うのはやめておきましょう」
―iPhoneを持っているのに、iPhoneを使わないんですか!
佐々木さん:「なにごともスマートに。そんなところで安易に見せびらかしても効果は薄いのです。ためましょう」
―わかりました、ではいったいどんなときにiPhoneが……。
佐々木さん:「『……ところで、今回の金額ですが、総額の15%ほどを営業経費にですね……』となったところで、『ちょっと待ってください』と、手のひらで軽く場の流れを静止しましょう。数字の話が出ましたね。ここです」
―ここですか……。
佐々木さん:「ええ、まちがっても電卓は出さないでください。それは芸がありません。出すのはiPhoneの“そろばんアプリ”です。これはそろばんをリアルに再現したアプリで、そろばんの操作感そのままに珠算ができます」
佐々木さん:「『え、っと、ご破算ねがいましては……』と、さりげなくそろばんであることをアピールしながら、ツッコミを誘導してください。もし誰からのツッコミもなければ、事前に猛特訓した珠算の腕で、本気度を高めた見事な計算を演じてください」
―まさにアナログとデジタルの融合ですね。
佐々木さん:猫もしゃくしも機械だよりの世の中で、こうした使い方ができてこそ、できるビジネスマンですよ。わかりましたか?
―はい、わかりました、先生……。
佐々木さん:「こうしたコネタで相手の気持ちをつかんだとしましょう。場も和みました。ですが、先方の話が盛り上がっている、なかなか場が切り上げられない。実はこのあと同僚のAちゃんと食事の約束がある。どうしますか、根岸さんなら?」
―もぞもぞしてみたり、片付けを始めてみたり……。
佐々木さん:「ちがいます、iPhoneを使ってください。これは上級編ですが「FakeCall」というものがあります。指定した時間に電話がかかってくる仕組みになっているフェイク(偽物)の電話機能です。iPhoneはあらかじめ登録した電話番号に顔写真をはりつけておくと、着信したときに画面いっぱいに写真が表示されます。そこで、切り上げたい時間に電話をセットして、かかってきたフリをして場の流れを変えましょう」
佐々木さん:「ただし、この電話には出てはいけないのが前提で、下手なひとり小芝居をすると、よっぽどの演技力がないと、あざとさがばれて商談もまさにご破算になります。なので、着信が鳴ったら即座に電話を切って大丈夫と言い、会話を終わらせるか、そのまま場を中座して別の部屋で電話に出るフリをするのが無難です」
―ネタとしても使えそうですね
佐々木さん:「もちろんです。たとえば『ビルゲイツ』や『麻生総理』あたりから電話がかかってきた! ということなら、わかりやすい冗談になる。で、素直にこんなアプリがあることをカミングアウトして、『実はさっき、見栄をはろうと思って仕込んだんですよー』と、場を和ませて終わらせることもできる。ただし、これで盛り上がったからといって、アプリネタのお披露目大会にはならないようにしてくださいね。何度も言いますが、使い方をまちがえるとガジェット系おたくサラリーマンになってしまいます(笑)」
ありがとうございました。佐々木さんによれば、まだまだ紹介したいアプリや実用的な活用方法はたくさんあるとのこと。今後も機会があればどんどん紹介したいと思います。僕の場合はまずiPhoneを買うことではあるのですかね。
(根岸達朗/プレスラボ)
【関連リンク】
soanblog創庵
佐々木博さんのブログです。NHK教育の「趣味悠々」でパソコン講師を務められた経歴をお持ちの方で、お話も大変ユーモラスです。今後もiPhone講座を開催していくとのこと。興味のある方はぜひチェックしてみては?
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