今日の
ライター:
武藤弘樹
武藤弘樹
世は乱世、ラーメン業界は戦国時代。男達は大志を胸に、時代の大海原へと乗り出していく。今日もあちらでこちらで、ラーメン屋さんが盛衰興亡を繰り返す。転職するなら一攫千金を狙って、ラーメン屋ってのはどーっすか?
しかし実際の所どうなのか。ここはやはり経験者に聞くのがよろしかろう。東京・田町は慶応仲通り、学生やサラリーマンで賑わう場所にお店を構える「むらさき山」店主、柴山さんにお話をうかがいました。
――脱サラしてラーメン屋を始めようと思ったきっかけは?
「27歳まで金属・機械加工の仕事をしていましたが、仕事に疑問を感じて、年齢的にもそろそろ動かないと後がないと考えてました。自分の好きなことをしようと思ってこの業界に飛び込みました。自分はラーメンが好きで、食べるのが専門で経験もなかったんですけど、ラーメン屋って職場としてなんとなくこわいイメージもあって、まったくの異業種なんで、もちろん不安もあったんですけど。はじめは弟子としてラーメン屋に就職しました」
――独立される前に、修行されたわけですね。
「はい。そこでは10年修行させてもらって、最終的には東京駅で店を任されていました」
――修行というと大変そうな響きですが、やはり苦労も多かったのではないでしょうか?
「そうですねー。勤務時間が長かったり、半年間休みがなかったり、労働条件が悪いっていうと変ないい方ですけど、サラリーマン時代よりは仕事がきつかったです。ただ、きつさの中にも面白さを感じられる所があって、それが続けてこられた理由のひとつです。疲れていましたが、仕事は楽しかったです」
――なるほど。開店するための資金はどれくらい必要なのでしょうか? 資格なんかも必要になってくるんですか?
「資金は、物件取得や工事費用で、ざっと1200万円くらいです。ラーメン屋は特に調理師免許などはいらなくて、食品衛生責任者の資格が必要なんですけど、これは1~2日間くらい講習を受けるだけで取れるので、敷居は低いと思います」
――独立すると、収入も見えないのでさらに不安があったと思うのですが?
「修行を経て、“自分にもできるかな”“自分の味を試したい”という思いが強くなってきたのが独立した理由です。家族4人、それで生活していけるのかという不安ももちろんありましたが、これだけがんばれてこれたから、自分の店を持ったらもっとがんばれるだろうと思って、勝負! じゃないですけど、独立に踏み切りました」
――よろしければ転職時・独立時で、収入がどれくらい変わったかを教えてください!
「まずサラリーマンからラーメン屋に就職して、少し上がりました。独立してからは、お店のローンとかもあるんですけど、それを差し引いてもさらに少し上がりました」
――おおー、それが聞きたかった! 決して楽ではなさそうですけど、夢が膨らみますね。では最後に、これから脱サラーメンを夢見る人達に成功の秘訣などあればお願いします。
「いや、自分はまだ店を構えて10ヶ月くらいなんで、成功とは言えないです。だから偉そうなことを言える身分では全然ないんですが、もしラーメン屋への転職がまったくの異業種なら、厳しいので、ちょっとアルバイトなどで勤務したりして、勉強してほしいと思います。自分は厳しさの中で色々と学ぶことができて、それが今、糧になっていると思います。ラーメン屋は開業しやすいですが、飲食店もラーメン屋もたくさんあるから、その中から選んで自分の店に来てもらうっていうのは、大変なことだと思うんです。だから、手っ取り早いからラーメン屋、っていうのじゃなくて、本当に、“一日何十時間やっても、これでいいよ!”って自信があるなら、やってみる価値はあるんじゃないでしょうか」
人生をかけて戦ってみるのも面白いかもしれない。やはり一攫千金といっても決して甘い道のりではないようです。努力と熱意! コレですよ。なんにでも楽な近道ってのはないんですね。あっ、じゃあ僕は、今から宝くじでも買いに行こうかな……。
追伸:柴山さん。ゆかりそば、すごい美味しかったです。またお邪魔します!
(武藤弘樹/プレスラボ)
【関連リンク】
宝くじネット
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当選確率勉強してる暇があったら別のことやった方が…。いやいや、やっぱり狙うは一攫千金!
「27歳まで金属・機械加工の仕事をしていましたが、仕事に疑問を感じて、年齢的にもそろそろ動かないと後がないと考えてました。自分の好きなことをしようと思ってこの業界に飛び込みました。自分はラーメンが好きで、食べるのが専門で経験もなかったんですけど、ラーメン屋って職場としてなんとなくこわいイメージもあって、まったくの異業種なんで、もちろん不安もあったんですけど。はじめは弟子としてラーメン屋に就職しました」
――独立される前に、修行されたわけですね。
「はい。そこでは10年修行させてもらって、最終的には東京駅で店を任されていました」
――修行というと大変そうな響きですが、やはり苦労も多かったのではないでしょうか?
「そうですねー。勤務時間が長かったり、半年間休みがなかったり、労働条件が悪いっていうと変ないい方ですけど、サラリーマン時代よりは仕事がきつかったです。ただ、きつさの中にも面白さを感じられる所があって、それが続けてこられた理由のひとつです。疲れていましたが、仕事は楽しかったです」
――なるほど。開店するための資金はどれくらい必要なのでしょうか? 資格なんかも必要になってくるんですか?
「資金は、物件取得や工事費用で、ざっと1200万円くらいです。ラーメン屋は特に調理師免許などはいらなくて、食品衛生責任者の資格が必要なんですけど、これは1~2日間くらい講習を受けるだけで取れるので、敷居は低いと思います」
――独立すると、収入も見えないのでさらに不安があったと思うのですが?
「修行を経て、“自分にもできるかな”“自分の味を試したい”という思いが強くなってきたのが独立した理由です。家族4人、それで生活していけるのかという不安ももちろんありましたが、これだけがんばれてこれたから、自分の店を持ったらもっとがんばれるだろうと思って、勝負! じゃないですけど、独立に踏み切りました」
――よろしければ転職時・独立時で、収入がどれくらい変わったかを教えてください!
「まずサラリーマンからラーメン屋に就職して、少し上がりました。独立してからは、お店のローンとかもあるんですけど、それを差し引いてもさらに少し上がりました」
――おおー、それが聞きたかった! 決して楽ではなさそうですけど、夢が膨らみますね。では最後に、これから脱サラーメンを夢見る人達に成功の秘訣などあればお願いします。
「いや、自分はまだ店を構えて10ヶ月くらいなんで、成功とは言えないです。だから偉そうなことを言える身分では全然ないんですが、もしラーメン屋への転職がまったくの異業種なら、厳しいので、ちょっとアルバイトなどで勤務したりして、勉強してほしいと思います。自分は厳しさの中で色々と学ぶことができて、それが今、糧になっていると思います。ラーメン屋は開業しやすいですが、飲食店もラーメン屋もたくさんあるから、その中から選んで自分の店に来てもらうっていうのは、大変なことだと思うんです。だから、手っ取り早いからラーメン屋、っていうのじゃなくて、本当に、“一日何十時間やっても、これでいいよ!”って自信があるなら、やってみる価値はあるんじゃないでしょうか」
人生をかけて戦ってみるのも面白いかもしれない。やはり一攫千金といっても決して甘い道のりではないようです。努力と熱意! コレですよ。なんにでも楽な近道ってのはないんですね。あっ、じゃあ僕は、今から宝くじでも買いに行こうかな……。
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