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今日の
ライター:
小川 たまか小川 たまか

江戸時代の浮世絵(の一部)って、どうしてあんなにエロいの?

インターネットの普及により、ここそこで無修正のあんなものやこんなものを鑑賞できてしまう世の中。でも、「モザイク」という技術開発されるはるか昔の江戸時代に、今と同じくらい、いやそれ以上に(?)大胆な作品が流通していたみたいなんです。その名も「春画」。

見たことがある人も多いかもしれません。これがもう、なんといったらいいかド直球でエロです。性行為の場面がドドーンとそのまま描写されていることにも圧倒されますが、何といっても驚くのは精密すぎる性器(♂・♀どちらも)の描写の迫力…。まだ見たことがないという方は関連リンクに画像がありますので、どうぞ(18歳未満はお断りです)。

う~ん、でも、どうしてこれ程までにエッチなんでしょうか? 江戸時代の日本人って今よりもエロかったの? 江戸時代の文化に詳しい立教大学の渡辺憲司教授にお話を伺いました。

「春画は『枕絵』や『笑い絵』とも呼ばれます。『春画』という名前になったのは江戸時代頃からのようですが、平安時代絵巻にもすでに同じようにエロティックな絵は確認されています」

江戸以前からあったんですね! え~と、やっぱりエッチな需要があったから出回っていたんですよね?

「有名なのは、大名に嫁ぐ際に嫁入り道具の中に春画があったという話です。言ってみれば性行為の指南書だったんでしょうね。こういう場合の春画は、肉筆で描かれたとても高価なものでした。そのころ、『鉱山で金を取る様子を描いた絵』と『鯨を取る様子、調理する様子を描いた絵』が、実用的な価値のある伝書ということでとても高価でした。それと同じくらい肉筆の春画は高価だったともいわれています」

指南書として考えてみると、あの精密さは納得できるような気がします。でも、そんなに高価なものだったら、一般庶民は手が出なかったのでは? 気の毒に……。

「いえ、高価だったのは肉筆で描かれたもの。版画の技術を使って大量に生産されたものは庶民の間でも出回っていました。もちろん何度も春画を禁止する法令は出されたのですが、それほど効果はなかったようです」

なるほど。法令をかいくぐってエッチなものが出回るのは現代も一緒ですね。江戸時代の人になんだかぐっと親近感を感じてしまいました!

(小川たまか/プレスラボ)

【関連リンク】


浮世絵
春画をずらずらっと紹介しています。アレがアレなんで18歳未満は入れません。


江戸東京博物館
東京の歴史と文化を紹介する目的の博物館。江戸にちなんだ催しもいろいろ。

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