今日の
ライター:
梅田カズヒコ
お盆もピークを迎えて、夏の終わりをそろそろ実感している人も多いのでは? そろそろ宿題とかのことを考えないといけないシーズンですよね。僕らは大人で、もう宿題なんかやる必要ないのにいまだにこの季節になると憂鬱になります。
さて、コブス横丁のお盆特別企画、ホラーウィークも今日が最終日です。今日は20世紀最高(または最低)と謳われたホラー映画、『死霊の盆踊り』を見てみることにしました。とはいっても、大半の人にとっては「そんな映画知らない」って感じですよね。というわけで、死霊の盆踊りを鑑賞する前に伝説の映画の内容をまとめておきました。
・出演者がカンペを読んでいるのが丸出し。
・同じシーンのはずなのに明らかに昼になったり夜になったりする
・内容は裸の女性が踊るという内容。
とまあ、映画としての“不出来さ”が逆に評判になり、史上最低のホラー映画だとして、1965年製作の作品だが、約半世紀を超え語り継がれているという伝説の名作(迷作である)
冒頭、『これから話す物語は、気を失うほどに恐ろしい』とヒッチコックを意識したようなオープニング、のはずが、男がカンペをチロチロ見ながらしゃべるのでそちらが気になってセリフが頭に入ってこない。そんな中、昼だか夜だか分らない道をドライブしてきたカップルは運転を誤り、事故を起こす。辿りつた谷底で行われていた儀式とは…
ここからは永遠に続く幽霊(役と思われるストリップ嬢)が裸でダンスを踊り続けるという代物。花嫁の女、金を愛した女、闘牛士を愛した女、など様々な死霊がそれぞれのキャラクターに合わせてただ70分近く踊り続けるという代物。どこかのレビューで見たのですが、「これほどおっぱいが魅力がなく感じられたのは初めてです」。なるほど、その通り。
ダンスシーンは眠くなる一方なんですが、唯一お腹がよじれるくらい笑ったのは猫娘のダンスシーン。唐草模様(泥棒?)のコスプレをした女性が猫踊りをするが、その横で地面に向かって永遠に打たれるむち。それをただ呆然とみつめる男女。なかなか文章では説明しづらいが、要するにカオスだ。昨日見た変な夢みたいな光景だ。テレビ番組『ガキの使いやあらへんで!』のコントを彷彿とさせました。脚本のエド・ウッドは数十年先を行きすぎていたコント作家だったのかもしれん。
何が一番のホラーってこういう映画が生まれて公開されたこと事態がホラーだ。当時の観客はどういう気持ちでこの画面を眺めていたのだろう。
でも、このエド・ウッドという男。他にも最低の映画を撮り続け、その最低ぶりが死後注目され、映画界では『史上最低の映画監督』『ハリウッドの逆天才』という名称で愛されているのだ。最低な映画は数あれど、彼は幾度もダメな映画を撮り続け、それでもなお映画に対する情熱を失わなかったことから、ティム・バートン、クエンティン・タランティーノなど、数々の著名な映画人に愛される結果となった。
映画監督としては最低だったが、彼の生涯は凡百の映画を軽く超えるほど面白かった。
自分も書き手の末端として、彼の存在は何か勇気を与えてくれているような気がする。最低でも挑戦し続けることが大事だ。
暇な夏休みには彼の作品を見てみると面白いかもしれません。
(梅田カズヒコ/プレスラボ) 【関連リンク】
社会の窓からこんにちは (死霊の盆踊りレビュー)
ぱっと見た限りでは、日本語のサイトで一番詳しい『死霊の盆踊り』のレビュー。
映画と演劇のはなし―エド・ウッド
エド・ウッドの没後、ティム・バートンによって映画化された彼の生涯を描いた作品のレビュー。
・同じシーンのはずなのに明らかに昼になったり夜になったりする
・内容は裸の女性が踊るという内容。
とまあ、映画としての“不出来さ”が逆に評判になり、史上最低のホラー映画だとして、1965年製作の作品だが、約半世紀を超え語り継がれているという伝説の名作(迷作である)
冒頭、『これから話す物語は、気を失うほどに恐ろしい』とヒッチコックを意識したようなオープニング、のはずが、男がカンペをチロチロ見ながらしゃべるのでそちらが気になってセリフが頭に入ってこない。そんな中、昼だか夜だか分らない道をドライブしてきたカップルは運転を誤り、事故を起こす。辿りつた谷底で行われていた儀式とは…
ここからは永遠に続く幽霊(役と思われるストリップ嬢)が裸でダンスを踊り続けるという代物。花嫁の女、金を愛した女、闘牛士を愛した女、など様々な死霊がそれぞれのキャラクターに合わせてただ70分近く踊り続けるという代物。どこかのレビューで見たのですが、「これほどおっぱいが魅力がなく感じられたのは初めてです」。なるほど、その通り。
ダンスシーンは眠くなる一方なんですが、唯一お腹がよじれるくらい笑ったのは猫娘のダンスシーン。唐草模様(泥棒?)のコスプレをした女性が猫踊りをするが、その横で地面に向かって永遠に打たれるむち。それをただ呆然とみつめる男女。なかなか文章では説明しづらいが、要するにカオスだ。昨日見た変な夢みたいな光景だ。テレビ番組『ガキの使いやあらへんで!』のコントを彷彿とさせました。脚本のエド・ウッドは数十年先を行きすぎていたコント作家だったのかもしれん。
何が一番のホラーってこういう映画が生まれて公開されたこと事態がホラーだ。当時の観客はどういう気持ちでこの画面を眺めていたのだろう。
でも、このエド・ウッドという男。他にも最低の映画を撮り続け、その最低ぶりが死後注目され、映画界では『史上最低の映画監督』『ハリウッドの逆天才』という名称で愛されているのだ。最低な映画は数あれど、彼は幾度もダメな映画を撮り続け、それでもなお映画に対する情熱を失わなかったことから、ティム・バートン、クエンティン・タランティーノなど、数々の著名な映画人に愛される結果となった。
映画監督としては最低だったが、彼の生涯は凡百の映画を軽く超えるほど面白かった。
自分も書き手の末端として、彼の存在は何か勇気を与えてくれているような気がする。最低でも挑戦し続けることが大事だ。
暇な夏休みには彼の作品を見てみると面白いかもしれません。
(梅田カズヒコ/プレスラボ) 【関連リンク】
社会の窓からこんにちは (死霊の盆踊りレビュー)
ぱっと見た限りでは、日本語のサイトで一番詳しい『死霊の盆踊り』のレビュー。
映画と演劇のはなし―エド・ウッド
エド・ウッドの没後、ティム・バートンによって映画化された彼の生涯を描いた作品のレビュー。









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