博報堂DYメディアパートナーズとD.A.コンソーシアムホールディングス(DACHD)は11月24日、ベンチャーキャピタルであるWiLの協力のもとで、メディア・コンテンツ企業との新規事業の共同開発を目的とするプログラム「Media Contents Innovation Camp(MCIC)」をスタートすると発表した。メディア・コンテンツ企業のイノベーション創出に向けた取り組みをサポートし、多様なコンテンツやリソースと先進テクノロジーを融合させた革新的な事業の実現を目指す。

MCICでは事業開発に不可欠な要素である「人的リソース」と「リスクマネー」を供給し、メディア・コンテンツ企業との共同プロジェクトや合弁会社として事業化することを目的に活動を進める。プロジェクトの事前調査であるフィジビリティスタディと事業化という2つのフェーズでプログラム参加各社による出資検討機会を設け、リスク分散ができるようにすることで、単独では参入の難しかった成長ポテンシャルの高い事業にも挑戦できるような環境を実現するという。

事業開発のフローと提供メニュー

また、メディア・コンテンツ企業の多様な事業開発ニーズに応じて、「Discovery Workshop(ワークショップ)」「Ideation Meeting (ミーティング)」「Incubation Project(プロジェクト)」という3段階のメニューを用意し、WiLのビジネスプロデューサーが継続して先進テクノロジーやビジネスモデルのインプット、メンタリングなどを行うことで、成長市場への参入機会や事業性の見極め、ビジネスモデルの構築、事業計画立案など一連の事業開発フローを推進していく。