日本商品に特化した中国消費者向け越境 EC プラットフォーム「豌豆プラットフォーム」を運営するInagora(インアゴーラ)は11月22日、KDDIと資本・業務提携に関する契約を2017年10月に締結したことを発表した。

今回の提携により、インアゴーラは中国国内への販売チャネルを生かし、KDDIグループが運営する総合ショッピングモールサービス「Wowma!(ワウマ)」と共同で日本国内EC事業へ本格的に参入する。

また、インアゴーラはKDDIと共同で中国市場と日本国内市場への同時進出を可能とする「中国越境・国内ECワンストップソリューション」を「Wowma!」および「豌豆プラットフォーム」の出店者向けに提供。インアゴーラが越境ECで培ったノウハウを生かし、「Wowma!」出店者に商品情報の制作・翻訳、物流、マーケティング、顧客対応、多チャネル展開など越境ECに必要な全工程をサポートする。これにより、「Wowma!」出店者はインアゴーラの日本国内倉庫に商品を配送するだけで、簡単に中国市場に進出することができるようになるという。

中国消費者向け越境ECプラットフォーム「豌豆プラットフォーム」概要イメージ

加えて、インアゴーラが運営するインバウンドメディアを通じた訪日中国人観光客への商品訴求とオンライン免税店での販売も可能になり、越境ECで取り扱うことが難しかった商品の中国市場への進出もサポートする。

さらに、インアゴーラはKDDIグループが運営する自社物販サービス「au WALLET Market」において、商品仕入れ力の強化と効率化を実施していくことでシナジーの最大化を図るとしている。