Microsoftは11月21日(現地時間)、「Language Server Protocol(LSP)」用拡張機能の新プレビュー版を公開したことを、公式ブログで明らかにした。Visual Studio 2017プレビュー版に限定し、現行のVisual Studio 2015にはインストールできない。

LSPサーバーとクライアントの構造(公式ブログより抜粋)

LSPはJSON-RPCベースで、開発ツールと言語サーバープロセス間で交換するメッセージを標準化するための枠組みとしてMicrosoftが開発し、2016年7月にオープンソース化した。例えばファイルを開く、特定のテキスト位置に文字を挿入するといったアクションをLSPサーバーに通知し、シンボル検索や構文分析、コード補完といったコードを提供する。LSPの公式サイトを確認すると、C#やJavaなど多くの開発言語をサポート。また、Eclipse LSP4EやVisual Studio Code、Monacoなど一部の統合開発環境/テキストエディターがLSPクライアントとして動作している。

阿久津良和(Cactus)