リビングくらしHOW研究所は11月21日、「宅配利用」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査期間は2017年10月4~9日、有効回答は全国の女性1,119人。

再配達問題、7割超が認識

宅配便の利用状況を聞くと、「月に2~3回程度」が28.7%で最多。次いで「週1回程度」が21.9%、「月1回程度」が19.7%、「週に2~3回程度」と「2~3カ月に1回以下」が同率の10.8%と続き、全体の約3分の1が週に1回程度以上宅配便を受け取っていた。

受け取るジャンルは、「ネット通販」が圧倒的に多く86.8%。以下、「実家などからの仕送り」が27.5%、「母の日やお歳暮などのギフト」が18.4%と続いた。

"再配達時間など従来のサービスの維持が困難"といった報道については、72.3%が「内容まで知っている」と回答。報道を受けて起きた自分や周囲の変化を尋ねると、「到着時刻や再配達時間を以前より気にするようになった」が51.9%、「配達員をねぎらう気持ちが強くなった」が44.5%と、理解を示す声が上位を占めた。

再配達問題の報道を受けて、自分や周囲に起きた変化

「『配達時間帯』の指定枠の変更」と「再配達受付締め切り時間の繰り上げ」については、共に8割弱が「働く人を守ることになるので賛成」と回答。ただし、「基本運賃の値上げ」については、「嫌だが仕方がない」が55.9%で最多となった。

宅配ロッカーについては、「利用したくない」との回答が54.5%を占め、理由としては「セキュリティーが不安」(37歳)といった声が寄せられた。一方、コンビニ受け取りを「利用したくない」人は43.8%となった。