JR東日本は20日、首都圏の各線区で大みそかから元旦にかけて終夜運転を実施すると発表した。山手線や京葉線、中央線、京浜東北・根岸線などで終夜運転を行い、年末年始のイベントや初詣、初日の出鑑賞に便利な臨時列車も運転する。首都圏の各線区は12月30日から1月3日まで休日ダイヤで運転するとのこと。

山手線は内回り・外回りともに大みそか終夜運転を実施する

山手線の終夜運転は深夜1~5時頃にかけて内回り約12分間隔、外回り約10分間隔で実施。京浜東北・根岸線は深夜1~4時頃に大宮~桜木町間約30分間隔、桜木町~大船間約60~80分間隔で終夜運転を行う。埼京線の終夜運転における運転区間は大崎(新木場)~大宮間とされ、りんかい線と直通運転も行い、深夜1~4時頃に約60分間隔で運転する。

京葉線は深夜1~5時頃にかけて東京~海浜幕張間にて約15~30分間隔で終夜運転を実施するほか、東京~西船橋間・海浜幕張~蘇我間もそれぞれ約45分間隔で終夜運転を行う。京葉線沿線では、東京ディズニーランド・東京ディズニーシー(最寄り駅は舞浜駅)が大みそかから元旦にかけて特別営業となり、幕張メッセ(最寄り駅は海浜幕張駅)でもカウントダウンイベントの開催が予定されている。

中央・総武線各駅停車の終夜運転は中野~千葉間にて、早朝5時頃まで約20~50分間隔で実施。中央線東京~高尾間も終夜運転を行い、深夜0~5時頃にかけて各駅停車のみ約20~40分間隔で運転する。青梅線では終夜臨時列車を下り3本(すべて立川発御嶽行)・上り5本(拝島発立川行2本、御嶽発立川行3本)運転。御嶽駅発着の列車は青梅~御嶽間で快速運転を行うため、途中駅(宮ノ平駅から沢井駅までの各駅)は通過となる。

湘南新宿ラインと横須賀線では、深夜0~5時頃にかけて大宮~逗子間約60分間隔、品川~逗子間約60分間隔でそれぞれ終夜運転を行い、西大井~逗子間は約30分間隔(大宮~逗子間、品川~逗子間の列車を交互に運転)となる。湘南新宿ラインの一部列車は宇都宮線宇都宮駅・小山駅発着で運転。高崎線は上野~籠原間の各駅に停車する臨時列車を上下各2本運転し、上り2本は大宮駅で湘南新宿ライン逗子行の列車に接続する。

総武本線・成田線千葉~成田間では、深夜0時50分頃から4時30分頃にかけて終夜運転を行うが、「東千葉駅には停車しません」とのこと。成田線我孫子~成田間では臨時列車が上下各2本設定される。常磐線各駅停車も我孫子駅まで臨時列車を上下各2本運転し、綾瀬駅から東京メトロ千代田線へ直通運転(上り1本は北千住行)も行う。