10月スタートの秋の連続ドラマが概ね折り返し地点を迎え、ここまでの全話平均視聴率トップは、6話平均で20.0%と大台を維持している米倉涼子主演『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系、毎週木曜21:00~)が独走状態だ(視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区 ※以下同)。

2017民放秋ドラマ中間平均視聴率ランキング

対象は10月スタートのプライムタイム(19~23時)に放送されている地上波民放連続ドラマ。11月13週終了時点までの加重平均で算出。『科捜研の女』は10月15日放送のスペシャルを除く。

『ドクターX』は、今作で第5シーズンに入った人気シリーズで、新たに草刈正雄、陣内孝則、永山絢斗といったキャストが加入。第1話で20.9%とロケットスタートを切ってから19%台をキープし、第5話・6話も連続で再び20%を突破した。放送前から注目を集め、マイナビニュース調べの秋ドラマ期待度ランキングでも1位となっていた。

『ドクターX』主演の米倉涼子

2位も、人気シリーズの水谷豊主演『相棒season6』(テレ朝系、毎週水曜21:00~)で、安定の15.6%。同局系では、17シーズン目に入った『科捜研の女』(毎週木曜20:00~)も11.4%と2ケタをキープし、6位に入っている。

そんな中で、3位の『陸王』(TBS系、毎週日曜21:00~)は、きのう19日放送(30分拡大)の第5話が16.8%で自己最高を更新し、初回の14.7%に比べて現時点の全5話平均が15.1%に上昇。「日曜劇場」得意のクライマックスに向けた右肩上がりに期待がかかる。

そして注目は、綾瀬はるか主演の『奥様は、取り扱い注意』(日テレ系、毎週水曜22:00~)。初回視聴率は11.4%で6位だったが、第5話で14.5%を記録するなど堅調で、現時点の全7話平均は12.3%で4位に浮上した。

現時点の全話平均が初回視聴率を上回っているのは、『陸王』『奥様、取り扱い注意』の2作品のみとなっている。