俳優の中村蒼が、BSジャパンの新ドラマ『命売ります』(2018年1月スタート 毎週土曜21:00~)の主演を務めることが18日、わかった。

中村蒼

同作は、三島由紀夫の小説を初の実写化。昨年「隠れた怪作小説発見」と銘打たれ重版が進み、30代~50代を中心に26万部という異例の大ヒットを記録した。広告代理店に勤め、経歴、収入など何不自由ない生活を送る山田羽仁男(中村)は、突然自殺を決行したが失敗し、「命を売る」ビジネスをスタートさせる。

「お母さんに殺されてください」と羽仁男に依頼をしてくる高校生・井上薫役に前田旺志郎、羽仁男がよく行く喫茶店の常連客・宮本役に田口浩正、喫茶店のマスター・杏子役にYOU、「裏社会の男と不倫する妻と、寝てほしい」と依頼してきた実業家・岸宗一郎役に田中泯と、実力派キャストが集結する。

同局 森田昇プロデューサーは「三島由紀夫作品とい うことで文芸作品のようなイメージを持たれる方もいると思いますが、非常に観念的でありまた難しいテーマを扱いつつも、極上のエンターテイメント作品であります」と同作について説明。「『命を売り買いする』というショッキングな内容ですが、生と死について臆せず向き合い考えながらストーリーを楽しんでいただければと考えています」と語り、「中村蒼さんのセクシーな魅力とともに毎回登場する強力なゲストにも注目ください」とアピールした。

中村蒼コメント

多くの人から愛されている三島由紀夫さん作品で、主人公を演じられて光栄です。
独特な三島ワールドが映像化されることでどうなるのか楽しみです。
命を売る、命を捨てる覚悟が出来ている男はどんな人生を送るのか。
“死ぬこと"に対して前向きで、それが周りの幸せに繋がるというのは不思議な感覚ですが、どうやってストーリーが進んでいくのか楽しみですし、この作品が僕にとって転機になる予感がします。
色々な人を魅了する羽仁男の様に、この作品に多くの人が引き込まれる様に皆で頑張っていきます。

(C)「命売ります」製作委員会