米CA Technologiesは11月16日(現地時間)、メインフレームソリューション「CA Mainframe Operational Intelligence」「CA Trusted Access Manager for Z」「CA Dynamic Capacity Intelligence」を発表した。これらにより企業は、パフォーマンスの問題を自動的に予測・修復するとともに顧客のプライバシーを保護し、コスト削減が図れるという。

CA Mainframe Operational Intelligenceは、機械学習と自動化の技術を利用してさまざまなパターンをとらえ、修復機能を実行する。ユーザーは、異常検出機能を基盤とした同ソリューションにより、SLA(サービスレベル契約)に影響が出る前に問題を早期予測し、自動的に解決することを可能としている。

また、IBM System Management Facilities(SMF) Adapterを使用すると、IBM Z環境から直接追加データを取り込み、CA製品以外のメインフレームデータのインテリジェンスも収集することができる。機械学習とインテリジェンスの活用において、幅広いデータセットが多く得られるほど予測の精度が上がるため、この機能は重要だという。

CA Trusted Access Manager for Zは、エンタープライズセキュリティの強化を図ることができ、セキュリティ統括者は特権付きIDでメインフレーム上のすべての活動を制限・監視することを可能としている。

さらに、新しいデータクラスや新しい米国・欧州の規制要件に対応するCA Data Content Discovery、CA Compliance Event ManagerなどのCAのメインフレーム・セキュリティスイートを使用することで、データの管理を強化し、セキュリティとコンプライアンスのニーズを対応できるという。

CA Dynamic Capacity Intelligenceは、月額ライセンス料金を予測範囲内にとどめつつ、SLAの目標達成、キャパシティ使用率の急上昇の回避、適切なコスト管理を実現するという。顧客は継続的にワークロードを分析し、必要なときに必要な場所にキャパシティを動的に移行できる。IT部門と業務部門双方が重要なワークロードを予測しながら、移行完了を支援するとしている。