レバレジーズは11月16日、20代フリーターを対象とした給与に関する意識調査の結果を発表した。調査期間は2017年10月30日～11月5日、有効回答はハタラクティブ登録者438人。

安心できる月収は「21万～30万円」

現在の月収を尋ねると、72.8%が「20万円以下」と回答。最も多かったのは「16万～20万円」の33.9%で、「10万円以下」も25.5%を占めた。このほか、「21万～30万円」は25.8%、「31万円以上」は1.3%となり、20代の平均月収22.91万円(国税庁「2016年分 民間給与実態統計調査」)にとどく20代フリーターは3割未満にとどまった。

20代フリーターの現在の月収

続いて「安心できる月収」を性別でみた場合、男女とも「21万～30万円」が最多でそれぞれ約6割を占めた。他方、「31万円以上」の割合は、男性(26.8%)が女性(10.0%)を16.8ポイント上回った。

安心できる月収を世帯形態別にみると、「21万～30万円」との回答は、実家暮らしが63.8%、1人暮らしが53.8%。一方、「31万円以上」の割合は、1人暮らしが26.6%、実家暮らしが11.5%となった。

10年後に稼ぎたい月収を性別にみると、男性は「31万～40万円」が53.7%で最多、「60万円以上」も31.6%を占めた。それに対し、女性は「30万円以下」が5割超を占め、「60万円以上」は4.4%にとどまった。

正社員になりたいと回答したフリーターは84.8%。時期については、50.1%が「なるべく早く」、21.2%が「1年以内」と答え、7割以上が1年以内に正社員になることを希望していた。