メール全盛の時代においても重要な紙ベースの文書の確認や個人では無く部署単位共通で配信される文書と企業内においてFAXを使ったやりとりは頻繁に行われる。

差し迫った状況下での紙ベースの情報のやりとりには、紙をセットし番号を押すだけのFAXは重宝される。しかし紙文書の管理にはスペースや手間がかかるのも事実。広大なフロアにひとつしかないFAXに貯まっていく紙文書をどのようなプロセスで処理していくかを決めることすら頭を悩ませる場合もある。

サイオステクノロジーと大塚商会は、働き方改革を推進するための「ペーパーレスファックスソリューション」を12月1日から提供する。ソリューションは、サイオステクノロジーが開発したリコー複合機向けアプリケーション「Easyファックス」を大塚商会が導入支援や保守サービスと合わせたパッケージとして販売する。

Easyファックス機能のイメージ(同社資料より)

「Easyファックス」は受信したFAX文書を電子化し、送信元情報や受信年月日ごとにフォルダに振り分け/リネーム処理を自動で行ってくれる。複合機のアドレス帳に登録されている名前からフォルダ名やファイル名を作成するなどスムーズな自動化が検索性のあるデータへと変えてくれる。また、Office 365との連携によりSharePointやOneDrive for Businessへと保存先を変えられるためリモートでのデータ確認も可能となる。

「ペーパーレスファックスソリューション」の税別価格は5万円から導入しやすく、両社はペーパーレス化やリモートワークなど多様化する働き方にも寄与することを述べている。