キヤノンシステムアンドサポート(キヤノンS&S)は11月15日、テクノクラフトが開発した保育園・幼稚園向けの業務支援クラウドサービス「コミュニケーション&なび」の新サービスとして、教育保育支援・書類作成整理システム「ぎゅっとなび」を11月20日より提供すると発表した。

「コミュニケーション&なび」では、これまで園名簿データベースの「名簿センター」のほか、保護者がスマホからいつでも欠席・遅刻・早退連絡ができる「出欠申請なび」、Android端末をバスに搭載するだけでバスの運行状況を可視化する「バスなび」、園児の鞄などにつけたICタグを読み込むことで登降園時間の記録と時間外保育料を自動集計する「登降園&あずかり精算なび」などを提供してきた。

「コミュニケーション&なび」

今回新たに提供する「ぎゅっとなび」は、指導計画や保護者との連絡帳などのさまざまな書類作成や、おたよりなどの書類整理など、保育士が抱える業務を軽減するためのシステム。

「ぎゅっとなび」では、園からのお知らせのほか、保護者からも申請できる「れんらく帳」、毎月の園児の身長・体重を管理できる「個人活動記録」、「指導計画・保育日誌」「行事予定」、保護者向けのおたよりや献立表、事務日誌、研修報告などの書類を作成管理できる「園の書類」といった機能を持つ。

「ぎゅっとなび」

「ぎゅっとなび」の機能

指導計画や連絡帳、園児台帳などは、「ぎゅっとなび」では、各園に合わせてフォーマットをカスタマイズすることが可能。また、連絡帳や行事予定は保護者もスマホやPCから入力・閲覧できる。

「れんらく帳」

指導計画

キヤノンシステムアンドサポートでは、「ぎゅっとなび」で事務業務を効率化することで、本来の業務である子どもと接する時間を増やすことができるとしている。

「ぎゅっとなび」の価格は園児100名の場合、初期費用10000円、年間利用料79,200円となっている。

なお、既存機能とのパッケージプランも用意されており、 まるとくぱんだプラン (連絡/出欠/バス/精算/ぎゅっと)の場合初期費用30,000円、年間利用料294,000円(価格はすべて税別)。