第一環境、アズビル金門、KDDI、京セラコミュニケーションシステムの4社による「Sigfox自動検針コンソーシアム」は、離島や山間部など、現場を訪問して水道の検針をすることが困難な難検針への対応を効率的に実施すべく、姫路市水道局の協力のもと、市内島しょ部である家島町の西島に設置された水道メーター28個と一部LPガスメーターを対象として、新技術Sigfoxを活用した自動検針システムの導入準備を進めてきた。そのなかの水道検針について、11月14日検針分より本稼働させ、請求データとしての利用を開始すると発表した。

自動検針のイメージ

今回の検針では、免許不要で機器の寿命の長さが特徴の無線通信技術「Low Power Wide Area(LPWA)」のうち、Sigfox社が提供しているIoT用のネットワーク規格「Sigfox」が用いられる。

西島内28ヵ所にSigfox無線発信機付き電子式水道メーターを設置しており、検針データは隣接する家島に設置したSigfox基地局を通じてデータセンター(クラウド)に集約され、Webサイトから確認きるようになるという。

Sigfox無線発信機付き水道メーター