広告事業やインターネットサービス事業を展開するSupershipは11月14日、同社の提供する「ScaleOut (スケールアウト)DSP」において、実店舗を有する流通・小売業界を中心とした広告主向けに「郵便番号ターゲティング」による広告配信への対応を開始したと発表した。

郵便番号ターゲティングのイメージ

「ScaleOut DSP」は、月間4.6億UBと8,700億件以上のログデータを解析して統合するSupershipのDMPデータを活用し、セグメントしたターゲットへ広告を配信するプラットフォーム。今回新たに搭載された「郵便番号ターゲティング」は、一般的な現在地のデータではなく、居住地に紐づいて複数のデータを掛け合わせた情報を活用し、店舗来訪や商品購入の促進広告を地域ごとに設定して配信するターゲティングメニューだ。アクセス元のIPアドレスから割り出した類推による都道府県単位のセグメントよりも精度の高いが可能なため、新聞の折り込みチラシやポスティングに代わるような居住区に合わせた的確な広告コミュニケーションが実現可能になるという。

また、これまで提供してきた広告主が保有する会員情報などファーストパーティデータとの掛け合わせを行うことで、よりパーソナライズされた「one to one」の高度なデジタルマーケティングが実現可能だとしている。