アイドルグループ・乃木坂46の西野七瀬が、テレビ東京系新土曜ドラマ24『電影少女~VIDEO GIRL AI 2018~』(2018年1月スタート 毎週土曜24:20~)のヒロインを務めることが14日、わかった。

西野七瀬

同作は、漫画家・桂正和の代表作で累計発行部数1,400万部を誇る『電影少女』を初のドラマ化。原作漫画の25年後である2018年が舞台となる。原作の主人公・弄内洋太の甥である高校生・弄内翔(野村周平)が、叔父の家で見つけた1本のビデオテープを再生すると、封印されていた”ビデオガール・アイ”が飛び出し、3カ月間の共同生活が始まる。西野は野村とともに主演を務める。

「乃木坂46を離れて一人でドラマに出るのは久しぶり」という西野は、演じるアイについて「性格が違う」と不安を吐露。「まず自分のことをオレっていうし、男言葉を結構よく使うし。他にも、一人だけ90年代のままの女の子って設定だったりします」と心境を語るが、「一所懸命やるしかないです。私にできることはそれだけ。がんばります」と真摯に意気込んだ。

原作について「はじめは知らなかった」というものの、「女の子がかわいすぎて、読むのが止まっちゃう。画の破壊力がすごすぎて、止まったり、もう一回戻ったりしちゃってじーって見ちゃうんですよ」と感想を語る。「周りで知っている人が多くて『何役?』ってすごい食いつかれます。ジャンプの黄金期の作品ですし、知ってる人が多いみたいです。それがすごいプレッシャーになっています(笑)」と周囲の反響を明かした。

ショートカットについては「いつかは切りたいなと思っていました。乃木坂卒業したら切ろうかなって感じで」と告白。「長い方がアレンジできるし制服とかも着るので似合いやすいから切らないかなと思っていたんですけど、この役に挑戦するために20cmくらい切りました。良い機会でした」と明るい様子を見せた。

同局・五箇公貴プロデューサーは「天野アイは壊れたデッキで再生された不良品のビデオガール。でも自分には何かが足りなくて不完全な存在であると己の事を知っているからこそ、人間のいいところを見つけ応援してくれる」とキャラクターを表現する。

また「私たちが東京ドームに立つなんて、畏れ多くてまだ信じられません」と語る西野の姿に、「常にどこかで自分の不完全さを感じている印象」を受けたと明かし、「彼女が持つはかなさと今にも壊れてしまいそうな繊細さ。だからこそファンは彼女の姿を見て支えてあげたくなるし、そんな西野さんからパワーをもらっているんじゃないだろうか」と推測。「並々ならぬ覚悟で役に臨む女優、西野七瀬が演じるアイちゃんの『おまえのいいとこ、ひとつめーっけ!』で世界中の男子が天野アイのガチ恋ファンになる日は近い」と期待を寄せた。

桂正和コメント

天野アイを演じてくれて、ありがとうございます!! 昭和のキャラクターをどんな風に魅せてくれるのか、とても楽しみ!!!

(C)『電影少女 2018』製作委員会 (C)桂正和/集英社