Microsoftは11月5日(米国時間)、「Standards for a highly secure Windows 10 device|Microsoft Docs」において、「Windows 10 Fall Creators Update (1709)」をセキュアに利用するために必要となるハードウェア要件を伝えた。デスクトップ、ラップトップ、タブレット、2-in-1、モバイルワークステーション、モバイルデスクトップを対象に、セキュリティ機能が有効になるハードウェア要求を紹介している。

Standards for a highly secure Windows 10 device|Microsoft Docs

Standards for a highly secure Windows 10 device|Microsoft Docs

掲載されている主なスペックは次のとおり。

  • プロセッサ世代 - Intel第7世代(Intel i3/i5/i7/i9-7x)、Core M3-7xxx、Xeon E3-xxxx、最新のIntel Atom/Celeron/Pentium、AMD第7世代プロセッサ(A Series Ax-9xxx、E-Series Ex-9xxx、FX-9xxx)
  • プロセスアーキテクチャ - 64ビットプロセッサまたはARM v8.2プロセッサ
  • 仮想化機能 - Intel VT-d/AMD-Vi/ARM64 SMMUs、Intel Vt-xとExtended Page Tables (EPT)/AMD-vとRapid Virtualization Indexing (RVI)
  • ブート検証 - Verified Boot modeにおけるIntel Boot Guard、AMD Hardware Verified Boot、またはこれらと同等の機能
  • ファームウェア - UEFI 2.4およびこれよりも後のバージョン、UEFI Class 2またはUEFI Class 3に対応、HVCI準拠、UEFI Secure Bootをデフォルト有効化、Secure MOR revision 2を実装、Windows UEFI Firmware Capsule Update仕様に準拠
  • メモリ - 8GB以上のシステムメモリ
  • TPM(Trusted Platform Module) - TPM version 2.0

Microsoftはこうしたハードウェアおよびファームウェア要件を満たすとともに、より高いパフォーマンスと安全性を実現するために「Windows 10 S」を実行することを推奨している。