エミレーツ航空(本社: アラブ首長国連邦・ドバイ)は現地時間の11月12日、ドバイ・エアショーにてボーイング787-10を40機発注する覚書をボーイングと締結した。今回の契約は、カタログ価格で151億ドルとされている。

2022年より、随時納入される見通し

搭載されるエンジンは後日、改めて発表される。また、今回の契約では787-10を787-9に変更することも可能となっている。エミレーツ航空の787は、2クラスと3クラス制の2種類の仕様を予定しており、座席数は240~330席を予定。この発注分は2022年より、随時納入される見通しとなっている。

エミレーツ航空は世界最大のボーイング777オペレーターであり、2020年に初めて777Xを受注する予定となっている。エミレーツ航空グループの会長兼CEOのシェイク・アハメッド・ビン・サイード・アル・マクトゥーム氏は、「787は777およびA380を補完し、グローバルなルートネットワークを構築する際に、さまざまな目的地に対応できる柔軟性を提供する。エミレーツ航空は、最先端で効率的な航空機に投資することを常に戦略としている」とコメントしている。

エミレーツ航空は現在、165機の777を運航している。エミレーツ航空は今回の発表により、今後ボーイングのワイドボディー機を204機納入する予定となっている。