東京都教育委員会は11月9日、東京都公立学校教員勤務実態調査の集計結果を公表した。同調査は「学校における働き方改革推進プラン(仮称)」を策定するに当たり、都内公立学校教員の勤務実態を正確に把握するため実施されたもの。

調査期間は6月19日~7月16日のうち連続する7日間、調査対象は小学校39校、中学校40校、都立高等学校17校及び都立特別支援学校9校の計105校のうち常時勤務する教員全員(校長、副校長、主幹教諭、指導教諭、主任教諭、教諭、主任養護教諭・養護教諭、栄養教諭等。臨時的任用を含む)。

副校長の在校時間は12時間超

教諭(主幹教諭・指導教諭・主任教諭を含む)の平日1日当たりの在校時間は、中学校が最も長い「11時間32分」、続く小学校においても「11時間27分、と、いずれも11時間を超えている。高等学校は「9時間58分」、特別支援学校は「10時間36分」だった。

1日当たりの在校時間

役職別にみると、副校長は小学校が「12時間55分」、中学校が「12時間09分」、高等学校が「12時間26分」、特別支援学校が「12時間46分」と、いずれの校種においても、12時間を超えている。

教諭の土曜日の在校時間は中学校が「5時間51分」で最も長く、高等学校が「3時間14分」と続いた。