横河電機は、モバイル端末を活用し、遠隔地から現場をサポートする、プラントのコミュニケーション支援サービス「SensPlus Buddy(センスプラス バディ)」を開発し、11月10日から販売を開始すると発表した。

「SensPlus Buddy」

「SensPlus Buddy」はクラウドサービスで、Webブラウザを搭載した汎用のモバイル端末やPCを端末としてそのまま活用できる。ビデオ通話やAR(拡張現実)技術による視覚的な情報伝達、画像や文章の送信による情報共有が可能。

ビデオ通話、動画やドキュメントのスナップショット、手書きでの書きこみなどの各種機能を持つ。遠隔地にいる熟練技術者やメーカのサポートセンターが現場の作業員と、ビデオ通話により、映像と音声をリアルタイムに共有できる。また、AR技術を応用したことで、現場で撮影した画像に手書きで指示を書きこむことができ、遠隔地からでも的確でわかりやすい作業指示を行うことができるという。

現場の画像に作業指示を手書きで書きこみ

現場にいる保全員が、計器室にある制御システムの運転情報や取扱説明書などのドキュメントを参照したい場合、制御システムの操作卓の画面やドキュメントのスナップショットを送信することができる。共有したスナップショットには、手書きで直接書きこみができる。

ドキュメントのスナップショットに作業指示を手書きで書きこみ