システムサポートは11月6日、音声による操作・入力を可能にするソフトウェア「Voicetant」の提供を開始した。価格は個別見積りで、初期費用は100万円から(税別)。

同製品は、ユーザーの用途に応じて「Voicetant Recorder」と「Voicetant Writer」の2種類のソフトウェアを用意している。音声認識エンジンには、アドバンスト・メディアが提供する「AmiVoice」を採用している。

「Voicetant Recorder」は、あらかじめ登録した作業の流れに沿った音声ガイダンスによる作業指示と、音声による入力を行うことが可能。利用シーンは、設備点検・保守、工場での製品検査や検品など。

主な機能として、「管理者によるExcelを用いた作業計画の作成・登録」「作業者が利用する端末への作業計画のダウンロード」「作業計画に基づく音声ガイダンスに従って作業を行い、その実績を音声で登録」「作業実績のデータ化」がある。

Voicetant Recorderによる作業の流れ

一方、 「Voicetant Writer」は、既存のExcel帳票を音声入力に対応させるソフトウェア。利用シーンは、FAXや電話での受注、検査、入出荷など。

主な機能として、Excelファイルを声で操作・入力可能にし、ファイルごとにセル単位で音声ガイダンスや入力ルールが設定できる。「ユーザー辞書」「単語変換」「音声操作」「外部プログラム呼び出し」「音声ガイダンス」などにより、入力をサポートする。

Voicetant Writerによる操作イメージ