センスウェイは11月6日、低電力広域通信規格「LoRaWAN」を用いたIoT通信プラットフォーム事業のビジネス化、ならびに本格サービス開始に向けた実証実験の拡大を図っていくことを明らかにした。

同社はIoTの普及を加速させることを目的に、シームレスに「誰にでもすぐに使える」IoT通信プラットフォームの実現を目指した取り組みとして、三井不動産、明成通信と協力して、柏の葉キャンパスにおいて、上り242バイト(最大データレート、DR5)の遠距離データ送信を行うなど、IoTプラットフォームのセキュアで確実なネットワークの有用性・可用性を検証する実証実験を行ってきたほか、TXアントレプレナーパートナーズ(TEP)を中心としたエンジェル投資家によるシードラウンドの資金調達を行うなど、電気通信事業者としての運営体制の整備も並行して進めてきた。

今回の発表を機に同社では、パートナー企業などと協力し、LoRaWANの基地局を段階的に設置していくことを進めていくとしている。具体的には、2018年末までに2万局の基地局を設置したいとしており、それにより全国カバーを果たし、LoRaWANのIoT通信プラットフォームとしての商用化を実現したいとしている。

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