エクセルソフトは、Realm(レルム)社が10月に発表したモバイルアプリ開発プラットフォーム「Realm Plattform 2.0」の国内販売を31日、開始した。

データドリブンなモバイルアプリを高速に動作させることを目的に掲げるRealm社は、10月に同社のモバイルアプリ開発プラットフォーム最新版となる「Realm Platform 2.0」を発表している。

Realm Platform 2.0は、SQLiteなどの軽量高速なデータベースの代替を目指しモバイル向けに開発されたオープンソースのデータベース「Realm Database」、デバイス間、APIやサーバサイドとのリアルタイム同期を最適化するRealm Object Serverとが統合したモバイル開発向けのフレームワーク。無償のRealm Databaseを組み込んだアプリの利用実績は全世界20億人以上、XamarinやJavaScriptにも対応したクロスプラットフォームのデータベースとして10万人以上のアクティブ開発者が利用している。

Realm Object Server(Realm公式サイトより)

従来のRealm Mobile PlatformからRealm Platformに名称も変わった「Realm Platform 2.0」は、Mac、Windows、Linux各プラットフォームで動作するRealm Studioを搭載、ローカルクエリー操作でデータの閲覧・編集を行い即座にシンクロし、ユーザーやログデータなども同様に処理できるようになる。ほか、Realm Object Serverも再構築、NPMインストールにも対応している。

Realm Studioでのデータ編集画面(エクセルソフト資料より)

Realm Platformには開発者が無償利用できるDeveloper Editon、有償サポートプランやAPIブリッジ、サーバサイドアクセスの統合を提供するProfessional Edition、100万ユーザー以上の同時接続の実装、スケーラビリティと可用性を提供するEnterprise Editionがある。エクセルソフトは、8月にRealm Platformから販売を開始、公式ブログではチュートリアルや各種情報を掲載するなどRealm Platformを使った開発者を支援している。