テックビューロとLooop、クリプトマイニングジャパン(CMJ)の3社は11月2日、それぞれの取引所、電力供給、仮想通貨マイニング(採掘)のノウハウを持ち寄り、収益性の面でも国際的競争力を有したマイニング事業に関する業務提携を実施すると発表した。

ビットコインを始めとする仮想通貨のマイニング(採掘)事業は、比較的電力が安いとされる中国など、日本国外が圧倒的に有利だと言われている。しかしながら、マイニングのノウハウ、機材の確保、安定した安価な電力供給の条件が揃えば、それら諸外国と同等もしくはそれ以上の収益性を実現することも不可能ではないのだという。

そこで、太陽光発電を中心とした再生可能エネルギーを得意とするLooopが、太陽光発電のノウハウや余剰電力を活用し、一般的に流通している電気代の価格を大きく下回る価格で同事業に対し電力を供給。マイニング技術を有するCMJは、高いモビリティと採掘効率を実現した独自設計のマイニング専用コンテナのほか、それを活用したクラウドマイニングサービスやマイニングプールを提供する。

そして、仮想通貨取引所Zaifを提供するテックビューロは、CMJのマイニングサービスに対して仮想通貨による決済技術や直接の仮想通貨売却機能を提供するほか、価格下落時にもリスク分散が可能なデリバティブ商品などを提供する。

なお同日、LooopとCMJはテックビューロのCOMSAソリューションを用いたICOの実施計画を発表した。