オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは11月1日、オンキヨーブランドより、ハイレゾ音源に対応するデジタルオーディオプレーヤー New"rubato"(ルバート)「DP-S1A」を発表した。12月中旬より発売する。価格はオープンで、推定市場価格は税別56,000円前後。

New"rubato" DP-S1A

DP-S1Aは、2017年3月に発売された小型ハイレゾプレーヤー"rubato"「DP-S1」に続くモデルだ。高音質にこだわった新パーツを採用したほか、内部レイアウトを改良しており、ノイズを可能な限り排除。電源のクリーン化と合わせて、深みのある高音質再生を実現する。microSDカードスロットは従来機と同様デュアル搭載となっているが、1スロットの最大容量が200GBから256GBに向上している。

5.6MHzまでのDSDネイティブ再生や、192kHz/32bitまでのFLAC、WAVに対応。また、新たにMQAファイルの再生をサポートする。対応ファイル形式は、DSF / DSDIFF / MQA / FLAC / ALAC / WAV / AIFF / MP3 / AAC。16bitや24bitの音源をを32bitまで拡張する「Hi-Bit32 モード」や、MP3などの圧縮音源を96kHz、88.2kHz、192kHz、176.4kHzに変換し高音質で再生するアップサンプリング機能も備える。

DAC部にはESS製の「SABRE ES9018C2M」を、アンプ部には「SABRE 9601K」を2基ずつ搭載。オーディオクロックは、44.1kHz/48kHzの2系統を装備する。シャーシはアルミニウムの削り出しで、剛性の向上とノイズの低減を両立。バッテリシールドの厚みも増しており、制振性を高めている。

一般的なバランス駆動方式(BTL)に加え、独自方式の「Active Control GND」もサポートすることで、楽器やボーカルなどサウンドをクリアに再生するという。そのほかにも、ジッターノイズの低減を限界まで追い込む「ロックレンジアジャスト機能」、サウンドをニュアンスレベルで変化させる「デジタルフィルター機能」、5段階で調節可能な「Bass Enhancer」、10バンドのイコライザーなどを搭載する。

通信機能は、無線LAN(IEEE802.11a/b/g/n)とBluetooth 4.0に対応。インターネットラジオ「radiko」や、スマートフォンからのリモート操作が行える専用アプリ「Onkyo DapController」などを利用できる。

  • 内蔵ストレージ: 16GB
  • 外部ストレージ: microSD×2 (1スロット最大256GB)
  • サイズ: W63×D15×H94mm
  • 重量: 約135g
  • ディスプレイ: 約2.4インチ(静電容量タッチパネル)
  • バッテリー容量: 1,630mAh
  • 連続再生時間: 15時間 (Wi-Fi/Bluetoothオフ、FLAC 96kHz/24bitアンバランス再生時)
  • Wi-Fi: IEEE802.11a/b/g/n
  • Bluetooth: 4.0
  • Bluetoothの対応コーデック: SBC
  • S/N比: 115dB以上
  • 推奨ヘッドホンインピーダンス: アンバランス時16~300Ω、バランス時32~600Ω
  • 実用最大出力: アンバランス時75mW+75mW、バランス時150mW+150mW
  • 再生周波数帯域: 20Hz~80,000Hz
  • 出力端子: 2.5mm4極バランス、3.5mm3極アンバランス
  • 入力端子: microUSB (充電、データ転送のほか、アップデートでデジタル出力にも対応)