ソフトバンクグループが設立したサイバー大学は11月1日、AIのアプリケーション開発やAIを用いたさまざまな課題解決について学ぶことができる「AIテクノロジープログラム」を2018年度春学期からIT総合学部に新設することを発表した。

同プログラムでは、コンピュータサイエンスや数学の基礎をベースに、AIの各種手法や理論、AIを具現化するプログラミングやデータ分析のスキル、具体的な社会課題やビジネス課題にAIを適用する力などを身に付けることができるという。

また、「AIテクノロジープログラム」の新設に関連する科目として、「AI(人工知能)入門」「Pythonプログラミング演習」が2017年度秋学期に新規開講された。2018年度秋学期以降には「AIアルゴリズム基礎(仮)」「AIプログラミング(仮)」などの関連科目開講を予定している。

「AI(人工知能)入門」では、人工知能の基礎として、人工知能の定義、人工知能の歴史、画像認識・自然言語処理・ゲーム(チェス・将棋・囲碁)などの応用事例、さらに近年注目を集めているディープラーニングの基本について学ぶことができ、「Pythonプログラミング演習」ではPythonの基礎知識を学び、Pythonプログラミングを通して代表的なAPIやサービスの活用方法を学ぶことができる。

なお、IT総合学部では、テクノロジーとビジネスの両面を教えることを基本コンセプトにした「ビジネスコース」と「テクノロジーコース」、「ITコミュニケーションコース」の3つのコースを設置しており、「AIテクノロジープログラム」は、「テクノロジーコース」内に設けている、「ネットワークプログラム」「セキュリティプログラム」「ソフトウェアプログラム」に続く、4つ目のプログラムだ。