SCSKは10月31日、企業が安心安全にアマゾン ウェブ サービス(AWS)を活用するためのノウハウをまとめた「クラウドリファレンスキット for AWS」を11月1日から提供開始すると発表した。

「クラウドリファレンスキット for AWS」は、AWSのサービス仕様に合わせて設計・構築・システム運用の推奨方式をまとめた「AWS利用ガイドライン」、ガイドラインに対応したシステム構成をテンプレート化した「AWSインフラ自動化ツール」、運用の設定の自動化やセキュリティ監査機能を提供する「AWS標準運用ツール」の3つで構成されている。これらを活用してシステムを設計することにより、品質の一定化と企業システムに必要なセキュリティレベルが確保されるという。

また、AWS利用における勘所や利用開始当初に陥りがちな落とし穴を考慮した利用ガイドラインと、設定ミスを防ぐ自動化ツールの活用によって、設計・構築・運用開始期間の短縮および設定の負荷軽減を実現。社内外のAWSエキスパートに委託することなく、自身でAWSの導入・運用ができるようになるという。

サービスのイメージ

「AWS利用ガイドライン」は、システム稼働率/用途別の構成デザインパターンや、ネットワークやセキュリティ、命名規則などのインフラ設計方針をまとめたドキュメントで、ガバナンスが効いたシステム設計を支援する。

「AWSインフラ自動化ツール」は、利用ガイドラインに対応したAWSのデザインパターンのテンプレート。これにより、自動的に標準化されたシステムが構築され、システム構成を標準化しておくことで、システム構築期間の短縮と品質の統一を図ることができる。

「AWS標準運用ツール」は、ネットワークやバックアップ、監視等AWS運用設定を自動化するスクリプト群、およびガイドラインに沿ってインフラが実装されているかをチェックする継続的なセキュリティ監査機能を提供する。

価格は、月額5万円(税別。1年間の最低利用期間あり)。