NTTコミュニケーションズは10月31日、企業向けレンタルサーバ・ホスティングサービス「Bizメール&ウェブ ビジネス」の利用者を対象に、順次Webアクセス解析機能、およびメール利用状況の見える化機能の提供開始することを発表した。

Webアクセス解析機能では、クリック操作だけで自動的にタグを埋め込むことができるため、専門的な知識の習得や手間のかかる準備作業を行うことなくアクセス解析を実施できる。結果はシンプルで見やすいグラフとして表示されるため、アクセス傾向を一目で把握できるという。

また、Webアクセス解析の結果を踏まえ、どう改善するべきか、AIが簡潔にアドバイスしてくれるため、タイムリーな改善案を得ることが可能。たとえば、トップページのみを閲覧して離脱している可能性や、目的のページを探しにくい構造になっている可能性がある場合、「目的ページへのリンクを目立つように配置」などの提案を行う。

アクセス解析のイメージ

メール利用状況の見える化機能では、受信メールに対し、どのようなキーワードが多いか、誰に宛てたメールが多いかなどを、管理者が視覚的に把握できる。たとえば、顧客から特定のサービスに関するメールが急増している、保守運用部門へのメールが集中している、といった状況が見られることで、顧客ニーズへの迅速な対応や、顧客サポートの強化などに活用できるという。

そのほか、社内の稼働バランスの把握、サイバー攻撃によるメール乗っ取りの発見など、さまざまなな用途で活用できる可能性があるとしている。

メール利用状況の可視化イメージ

提供の条件は「Bizメール&ウェブ ビジネス」の契約者で、同サービスの提供は無料。すでに「Bizメール&ウェブ ビジネス」に契約している顧客には順次機能を適用し、11月17日までにすべてのユーザーが利用できるようになるとしている。なお、追加の申し込み手続きは不要。