東芝デジタルソリューションズは、画像、センサーデータ、業務データなどを解析し、システムの最適化・ 自律化を支援するAIサービス「SATLYS(サトリス)」を提供開始すると発表した。

「SATLYS」は、AI技術を活用し、高精度な識別、予測、要因推定、異常検知、故障予兆検知、行動推定などを行う。

具体的には、

1.大規模な画像分類や数万次元を超えるビッグデータ解析
2.少数の学習データでも高精度な推論が可能な学習データの自動生成
3.異常要因の可視化による直感的な説明性

を行う。

東芝アナリティクスAI「SATLYS」の構成

これらの技術は、東芝メモリの四日市工場における半導体製品の歩留監視や、ドローンによる送電線異常検知などに展開しており、部品の余寿命予測、品質劣化の予兆検知、製造工程の不良要因分析、熟練者に代わる異常の自動判定などへの適用も進めているという。

同社は、「SATLYS」でIoT事業を加速し、東芝グループ全体でIoT関連売上規模を2016年の実績2,000億円から2019年に3,000億円に拡大することを目指すという。