カシオ計算機と、国立大学法人 筑波大学 体育系 榎本靖士准教授は、2107年11月26日に茨城県つくば市で開催される「つくばマラソン」に対して、ランニングパフォーマンス解析技術を備えたウェアラブルセンサーを提供する。

つくばマラソンに参加する100名の選手が、このウェアラブルセンサーを装着して走り、フルマラソンを通じてランニングパフォーマンスを計測。取得するデータは、ピッチ、ストライド長、ストライド時間、上下動、腰の回転、腰の左右振れ、一歩ごとの推進・ブレーキなど。

これらデータは、榎本准教授によって詳細に解析され、つくばマラソンの公式ホームページで公開するほか、バイオメカニクス分野の学術研究にも活用される。

今回のウェアラブルセンサーは(製品化は未定)、カシオ計算機が発売している、ゴルフスウィング解析用のウェアラブルセンサー「CMT-S10G」などの技術を応用。GPS、加速度センサー、ジャイロセンサーといった各種センサーを使って、身体のさまざまな動きを計測する。また、榎本准教授は、中長距離走のバイオメカニクス的研究における第一人者。