伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、マイクロソフトのクラウドサービスMicrosoft AzureとAzureの機能をオンプレミスで実現するMicrosoft Azure Stackを利用したハイブリッドクラウドソリューションの提供を開始すると発表した。金融業や製造業を中心としたさまざまな業種の企業を対象に1年間で10社の提供を目指す。

CTCが開始するソリューションは、AzureとAzure Stackを利用したハイブリッドクラウド。Azure Stackは、Azureとの連携を前提に作られたソフトウエアで、クラウド環境に加え、Azureで提供されるアプリケーションの開発環境や管理、セキュリティなどの機能をオンプレミスで実現するもの。

また、オンプレミス環境のハードウエアやアプリケーションも含めてハイブリッドクラウド全体が従量課金で提供可能。例えば、アプリケーション開発や映像配信などのシステムでは、保護したいデータやソースコードはオンプレミスで管理し、アプリケーションの実行や映像配信をパブリッククラウドで行うといった活用が想定できるという。

今後は、本ハイブリッドクラウド上で稼働するVDI(Virtual Desktop Infrastructure、デスクトップ仮想化)ソリューションやIoTプラットフォームなどのソリューションを拡充するという。