黒崎真音は、2017年10月24日(火)、9月27日にリリースされた初のベスト・アルバム『MAON KUROSAKI BEST ALBUM -M.A.O.N.-』を記念してスペシャル・ライブ「MAON KUROSAKI SPECIAL LIVE 2017」を、お台場のZepp DiverCity(Tokyo)にて開催した。

ツイン・ギター、ベース、キーボード、ドラムによるフルバンドを従え登場した黒崎は、1stシングル「Magic∞world」(『とある魔術の禁書目録II』EDテーマ)で初っ端からオーディエンスを最高潮へと誘うと、さらに「X-encounter」(『東京レイヴンズ』OPテーマ)と畳みかけ、7年以上のキャリアで培われた曲とパフォーマンスの進化を見せつける。

黒崎の勢いに押されてバンドも猛烈にオーディエンスを煽ると、原曲よりパワフルなライブ仕様へとビルドアップされたロック~メタル・ナンバー「DEAD OR LIE」(『ダンガンロンパ3 未来編』OPテーマ)、「VERMILLION」(『DRIFTERS』EDテーマ)でさらに会場はヒートアップ。デビュー曲「君と太陽が死んだ日」(『学園黙示録HIGHSCHOOL OF THE DEAD』第1話EDテーマ)や「刹那の果実」(『グリザイアの楽園』OPテーマ)などベスト・アルバムに収録された屈指のナンバーを、バンドメンバーのソロ・パートなどを交えた構成で次々と繋いでいく。

MCでは、この7年の間にアニメ主題歌の作詞や制作を通じて学んださまざまなこと……例えば"人の生死"や"別れ"を知り、"力強く生きていくこと"などについて、深く向き合ったことを語る場面も。

そして最後には「本当に楽しかった!本当にスペシャル・ライブでした!改めて、素晴らしい楽曲、スタッフ、バンドメンバー、最高のファンのみんなと出会うことができて幸せです。そして何より、私は音楽とアニソンに出会えなければ、今の自分はありません。7年間の感謝をすべてのみなさんに伝えさせてください、本当にありがとうございました!いつか武道館でワンマンもやるぞー!」と、7年間支えてきてくれたファンやスタッフに改めて感謝を表明し、未来に向けて決意を新たにしていた。

ポップ、オルタナティブ・ロック、デジタル・ロック、インダストリアル・メタルにポップなクラブ・サウンド、バラード……などなど、これまでに黒崎が乗りこなしてきたあらゆる音楽性を17曲~ワンステージに凝縮しながらライブは終演した。

ベスト・アルバム、そしてスペシャル・ライブで活動を総括した黒崎だが、2018年1月から東阪名と巡るライブツアーも決定。新たな未来へと舵を切る彼女の、これからの躍進、そして進化にも注目していきたい。各詳細は公式サイトにて。