Microsoftは2017年10月24日(現地時間)、Skype for Businessの新機能に関する行程表を公式ブログで発表した。同社は「インテリジェントコミュニケーションの新しいビジョン」を標榜し、その一環としてSkype for Businessの「会話」「ビデオ通話」「(音声)通話」に対して、2018年第4四半期まで順次機能を実装していく。

「会話」のロードマップ

「会話」では本日から永続的な1対1およびグループチャット、Microsoft Team用チャンネルの実装など多くの機能を実装した。また、2018年第1四半期までにチャットメッセージの非表示や共有、ミュートなど多数の実装を予定している。

「ビデオ通話のロードマップ

「ビデオ通話」は本日からOutlookおよびTeamsによるスケジューリングや、画面共有、80人までの会議などを実装した。2017年第4四半期までに会議参加人数を90人まで押し上げ、匿名接続やロビー機能をサポート。また、2018年第2四半期までに最大250人までの大規模な会議や、電話をPSTN(公衆電話交換網)にリダイレクト、もしくはポリシーに基づいて着信を拒否するPSTNフォールバックのサポートなどを予定している。

「通話」のロードマップ

「通話」は着信ブロックや着信転送、内線ダイヤルなど企業内で必要される基本的な機能を2017年第4四半期まで実装する。また、2018年第2四半期までにグループやPSTN着信への転送、Teamとのハイブリッド接続、不在時の対応など多数の機能を実装し、2018年第4四半期までには、別のクライアントから着信に応答するコールパークなど既存のPSTNを使用してOffice 365の通話サービスが有効に活用できる予定だ。

阿久津良和(Cactus)