NTTデータ東北は10月23日、石巻市、日本カーシェアリング協会、ヤマト・スタッフ・サプライ、CDS経営戦略研究所の5社によって「石巻コミュニティ交通コンソーシアム」を構成し、2017年度総務省IoTサービス創出支援事業の委託を受け、宮城県石巻市雄勝地区ならびに北上地区において、IoTを活用した地域交通最適化実証事業を実施することを発表した。

同実証事業において、地域交通の最適化、客貨混載(貨客混載)、コミュニティを軸にした新しいサービス(共助のモビリティ)の検証、地域拠点(交通の結節点)の活用、オープンデータの拡充を大きなコンセプトに据え、「街を生かすIoT、人を生かすIoT」をテーマに、交通に関することがらを中心とした地域課題の解決に資するIoTサービスの創出を目指す。

実装モデル概略イメージ

また、実現にあたっては地域全体で地域を支える仕組みが必要という観点から、石巻専修大学、南三陸観光バス(やまたけタクシー)、松山観光バス、日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)、みずほ情報総研、宮城県IoT推進ラボ、雄勝タクシーをはじめ、実証対象地区の自治会および町内会などの協力を仰ぎながら、継続的な地域交通の維持・充実ならびに地域コミュニティの活性化を実現する持続可能な実装モデルの構築を目指すという。