黄金時代に暗雲!? 絶好調のカープに迫るFA流出危機……。丸佳浩ら主力選手のFA権取得はいつ?


      週刊野球太郎
    


 2年連続の独走優勝を決め、黄金時代に突入したともいえる広島。若手、中堅、ベテランの力が噛み合い、セ・リーグでは無類の強さを誇っている。

 チームもファンもイケイケのカープだが、カープの宿命を忘れてはいないだろうか……。そう主力選手の流出である。かつては江藤智、金本知憲、新井貴浩と続けざまに4番を失い、黒田博樹は海外FAで、前田健太(現ドジャース)はポスティングでメジャーに挑戦した。

 連日の大入り満員で一昔前のような貧乏球団ではなくなったことは確かだが、独立採算ゆえにリアルでシビアな年俸管理も求められる。推定年俸を並べてみても、ジョンソンが3億円と突き抜けているが、全体2位の菊池涼介でも1億4500万円と、他球団の羽振りと比べれば、少々お安くなっている印象だ。

 だが、2連覇となると彼らの年俸も大幅に上げざるを得ない。限界が訪れるのも近いはずだ。

 そうなれば、FAやポスティングでの選手放出もやむなし……。現在の絶好調が続けば続くほど、多かれ少なかれ、流出の可能性は高まってくるのではないだろうか。

 “Xデー”“Xイヤー”はいつになるのか。カープ主力選手の国内FA権の取得予定をまとめてみた。

◎主力選手・国内FA権取得予定(最短)

■2018年オフ
丸佳浩
松山竜平

■2019年オフ
野村祐輔
今村猛
會澤翼
菊池涼介

■2020年オフ
田中広輔

■2021年オフ
大瀬良大地
九里亜蓮
中崎翔太
中田廉
一岡竜司

■2022年オフ
鈴木誠也

(※国内FA権取得予定は最短の場合)

◎来オフは丸がFAの目玉に!

 気になる今オフの情勢だが、FA権を取得しているのは新井貴浩、石原慶幸などのベテラン勢。流出はまずないと言っていいだろう。

 最初の激震は2018年オフになりそうだ。順調に行けば丸佳浩がFA権取得の予定。各種スタッツが良好で走攻守三拍子揃った外野手は、どこの球団も欲しい存在。カープファンは今オフ、複数年契約を結んでほしいと願っているはずだ。

 来季は松山竜平にも注目したい。今季も打率.326、14本塁打、77打点の成績を残しているが、選手層の厚いチーム事情から規定打席には至っていない。今季の推定年俸は4000万円で、今オフの契約更改の相対内容次第では、人的補償の必要がないCランクに留まる可能性もある。そうなれば、指名打者のあるパ・リーグを中心に争奪戦が繰り広げられることだろう。


◎菊池はポスティングもあるか!?

 次いで2019年オフには菊池涼介が国内FA権を取得するが、ここも要注目だ。かねてより菊池の広大な守備範囲にはメジャー関係者も目をつけており、ポスティングでの移籍もあり得る。内野では西川龍馬などの若手もメキメキと頭角を現しており、球団としてもある意味では「売りどき」がくるかもしれない。

 となれば、国内FA権取得に先駆けて2018年オフにポスティング移籍することも考えられる。

 會澤翼もじわじわとFAに近づいており、2019年オフが最短。今季は石原慶幸に代わって第一捕手に名乗りを上げたが、もし流出すれば大事故に繋がりかねない。しっかりと下の世代を整えておきたい。

 若き4番・鈴木誠也は遥か先の2022年。それまで活躍し続けることができれば、移籍先は巨人でも阪神でもなくメジャーになるのではないだろうか。少なくとも5年間は国内の他球団にかっさらわれる恐れはない。若いとはいいことだ……!


文=落合初春(おちあい・もとはる)


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