フェラーリ・ジャパンはこのほど、フェラーリの70周年を記念し、世界各国で開催してきた「Driven by Emotion(情熱に突き動かされて)」の日本イベントを開催した。70台のフェラーリが集結するなど、3日間にわたってさまざまなイベントが行われた。

フェラーリ・ジャパンが「Driven by Emotion」の日本イベントを開催

イベントは10月12~14日の日程で開催された。初日は両国国技館を舞台に「セレブレーション・ディナー」を開催。伝統や格式などフェラーリと同じ価値観を共有する相撲の聖地で、呼び出しの拍子木が響き、第34代木村庄之助による口上でイベント名が呼び上げられた後、「ラ・フェラーリ アペルタ」がアンベールされた。

「ラ・フェラーリ アペルタ」は出力800cvを発揮する6,262ccV型12気筒エンジンと、120kWを発生する電気モーターを搭載。総合出力は963cvを誇る。

2・3日目は「フェラーリ 70 Years エクスクルーシブ・ジャパン・ラリー」を開催。「ラ・フェラーリ アペルタ」をはじめ、「ラ・フェラーリ」「F12tdf」「エンツォ・フェラーリ」「F355」「599」「512BB」など70台のフェラーリ車両が終結した。普段はなかなか見ることのできないモデルの姿に、行き交う人々は足を止め、この一大イベントをフェラーリ・オーナーとともに楽しんだ様子だった。

ラリーは2日間で約568km走行した。両国国技館をスタートし、日本平ホテルや竹島(愛知県)を駆け抜け、名古屋の中心地、栄の広小路通りに到着してこの日の日程を終了。最終日は三重県松阪市内を経て、伊勢神宮(内宮)界隈で参拝した後、神宮徴古館でゴールを迎えた。国指定重要文化財である賓日館でのガラ・ディナーでイベントは幕を閉じた。

「Driven by Emotion」日本イベントの様子