フォルクスワーゲン グループ ジャパンは19日、EVの新型「eゴルフ」、PHVの新型「ゴルフ GTE」の受注受付を開始した。「eゴルフ」の申込みはインターネット専用サイトだけで行われ、12月25日に締め切られる。「eゴルフ」「ゴルフ GTE」は「第45回 東京モーターショー2017」にて初公開される。

フォルクスワーゲン「eゴルフ」

フォルクスワーゲン「ゴルフ GTE」

今回新たに導入する「eゴルフ」と「ゴルフ GTE」は、いずれも2017年5月から国内での販売を開始した最新の「ゴルフ」をベースとしている。両モデルともに最新のデジタル装備と自動運転を見据えた先進・安全装備を備えている。

「eゴルフ」は容量35.8KWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、1回の充電で301km(JC08 モード)の走行が可能。電気モーターは最高出力136PSを発揮する。充電は200Vの普通充電と急速充電規格「CHAdeMO」の双方に対応している。ブレーキ回生システムは4段階に切り替えることができ、通常の「D」レンジでは走行抵抗を極限まで減らすコースティング(滑走)走行が可能。「D1」「D2」「D3」とシフトしていくと回生ブレーキが強くなって、より積極的に充電する。「B」ポジションでは回生ブレーキが最大となる。

「ゴルフ GTE」は最高出力150PSを発揮する1.4リットルの直噴ターボエンジンに、109PSの電気モーターを組み合わせた。JC08モード燃費は19.9km/リットル。大容量のバッテリーにより、電気モーターだけでも45km(JC08モード)もの走行が可能となっている。このような高い環境性能を誇りながら、同時にスポーティな走行も可能で、「GTE」モードに切り替えるとエンジンとモーターがフルパワーで稼働する。トランスミッションには6速DSGを採用し、GTファミリーらしい走りを実現した。

価格は、「eゴルフ」が499万円、「ゴルフ GTE」が469万円(ともに税込)となっている。