JR東日本新潟支社・秋田支社は20日、冬の期間(2017年12月1日から2018年2月28日まで)の増発列車について発表した。引退が迫る展望室付きカーペット車両「NO.DO.KA」による臨時列車も設定され、12月3日に新潟~秋田間で快速「羽越本線NO.DO.KA」、1月1~3日に新潟~弥彦間で快速「初詣NO.DO.KA」が運行される。

2018年冬に引退予定の「NO.DO.KA」。臨時列車として12月3日に新潟~酒田間・酒田~秋田間、1月1~3日に新潟~弥彦間で運行される

「NO.DO.KA」は2001年、前身の「シルフィード」を改造した3両編成のカーペット車両。先頭車の運転席を高い位置に設け、客室をガラス張りとして展望を楽しめる車両構造とした点が特徴で、新潟エリアを中心に臨時列車・団体専用列車として運用されてきた。新潟支社は今年7月、車両の老朽化にともない2018年1月中に運用から退く予定であることを発表(具体的な運用終了日などは別途発表)している。

12月3日に運行される快速「羽越本線NO.DO.KA」は新潟~酒田間で上下各1本、酒田~秋田間で上下各1本、計4本の列車が設定された。下り「羽越本線NO.DO.KA 1号」は新潟駅9時33分発・酒田駅12時3分着、「羽越本線NO.DO.KA 3号」は酒田駅12時30分発・秋田駅13時58分着。上り「羽越本線NO.DO.KA 2号」は秋田駅15時0分発・酒田駅16時39分着、「羽越本線NO.DO.KA 4号」は酒田駅17時38分発・新潟駅20時47分着。「1号から3号または2号~4号のお乗換えで秋田~新潟間をご乗車になれます」(秋田支社)とのこと。

新潟~酒田間(1・4号)の途中停車駅は豊栄駅・新発田駅・村上駅・桑川駅・府屋駅・あつみ温泉駅・鶴岡駅・余目駅、酒田~秋田間(2・3号)の途中停車駅は遊佐駅・象潟駅・仁賀保駅・羽後本荘駅となる。快速「羽越本線NO.DO.KA」は全車指定席で運行される。

新潟~弥彦間(越後線・弥彦線)では12月31日夜から1月3日にかけて、弥彦神社の二年参り・初詣に便利な臨時列車を運行。「きらきらうえつ」を使用する全車自由席の快速「きらきら行く年」(12月31日に運行、新潟駅21時56分発・弥彦駅23時22分着)・「きらきら来る年」(1月1日に運行、弥彦駅1時32分発・新潟駅2時32分着)も設定された。1月1~3日の快速「初詣NO.DO.KA」は全車指定席で、往路は新潟駅9時49分発・弥彦駅10時52分着、復路は弥彦駅14時31分発・新潟駅15時49分着。新潟~弥彦間の途中停車駅は白山駅・関屋駅・小針駅・寺尾駅・内野駅・巻駅・吉田駅とされている。