元AKB48でモデルの小嶋陽菜(29)が、20日に放送された日本テレビ系『アナザースカイ』(毎週金曜23:00~23:30)にゲスト出演。思い出の地・ハワイでファッション誌『sweet』(宝島社)の編集長がサプライズ登場し、喜びの涙を流した。

小嶋陽菜

今年4月にAKB48を卒業した小嶋。「全く記憶がない」という多忙を極めた頃、2012年5月号『sweet』特集ページの撮影がターニングポイントになったという。そのロケ地を訪れ、小嶋は「初めてファッションシューティングをした思い出の場所」「スカートがフワッとした後ろ姿なんですけどグラビアじゃありえない。これがファッションなんだなって」「ポージングもグラビアしかやったことなかったから、『えっ?』っていうくらい違いますね」と当時の記憶を伝える。

また、「女の子がアイドルを応援しているのがダサいとか、恥ずかしいとかいう時代だった」「あってもAKB48の波に乗って1週だろうな」と同誌の起用が続くことは期待していなかったが、「この号がきっかけてずっと、今も出していただけるようになりました」と感謝。女性からも支持されるアイドルとしての道が、こうして切り開けた。

そうした思い出に浸っていた小嶋が、「えー! びっくりした! なんでー!」と驚きの声を上げながら涙を流す。視線の先にいた同誌の渡辺佳代子編集長は「小嶋が泣いた」と笑い、小嶋は恥ずかしそうに涙を拭いながら「今の女の子たちが思っている『小嶋陽菜』を一緒に作ってくれた大事な方」と紹介した。

渡辺編集長は「最初にお会いした時は、『ちょっとモデルという感じじゃないかな?』と思ったんですけど、だんだん磨かれていって」と起用の理由を語り始める。「もちろん、撮影してみて『意外にこの子、勘が悪かったな』と思ったらもちろん次はないのかもしれない」と厳しい目も向けていたようで、「別にその人の職業がアイドルでも女優でも何でもいい。『sweet』を次世代で支えていってくれそうな人をずっと探していた」。

小嶋を起用し続けているのは「アイドルだから」ではなく、自分自身を磨き続けているから。「小嶋さんに『こういうことをしていけばいいのに』というのは何にも思わなくて、小嶋さんが変わっていったら小嶋さんに合わせて一緒にお仕事ができる方法を探したい」と今後のことにも触れ、「結構とルックスには気をつけて暮らしてもらえれば」という要望も。小嶋は「はっきりしている方なので」とその言葉を重く受けとめつつ、「結構とルックスには気をつけて」には「一番むずかしい」と反応しながら表情はうれしそうだった。