女優の吉田羊が、20日に放送されたTBS系トーク番組『A-Studio』(毎週金曜23:00~23:30)にゲスト出演し、今年6月に亡くなった女優・野際陽子さんから掛けられた言葉についてのエピソードを明かした。

吉田羊

役者のイメージとキャスティングの話題になり、「一時期、すごくクールな役が多かったですね。『HERO』に出していただいてから、"仕事のできる女上司"というイメージがついたので、しばらくはクールな役が続いて」と語る吉田。それまで朝ドラをはじめ数多くの作品に出演していたが、2014年のフジテレビ系『HERO』の検事役はブレイクのきっかけにもなった。

「昔、野際陽子さんに言っていただいたことがあって。野際陽子さんと初めてご一緒したドラマで初めてのヒール役をやったんです。ドラマがオンエアになってから、街中で『あのいじわるな人』と指さされることもあったりしたんです。役者としては願ったり叶ったりで、そういう役としてきちんと見えていることは喜ばしいことなんですけど、一方でさびしかったり、怖かったりしたんですよ」

そんな吉田の心中を察したのか、野際さんは吉田に「そういう役をやりきった先に、世間が飽きて次の役が来るから。それまでは一生懸命どんどんやりなさい」と語りかけたという。TBS系『ずっとあなたが好きだった』(92)で冬彦の母を演じ、以降は姑役のイメージが定着した野際さん。吉田はその言葉を反芻し、「そうやってきちんと結果を残された方の言葉だからこそ、すごく響きました」と謝意を示す。

今年1月まで更新していた公式ブログの2013年2月19日投稿では、ファンからの「これまでの共演者で『この人は凄い!』と思った女優さんは?」という質問に対して、吉田は「そんなに沢山の方と共演していませんが、野際陽子さんには学ぶところが沢山ありました。お芝居もそうですし、気配り、現場での居方、仕事に向かう姿勢など」と答えている。