エアバスA330neo、4時間13分の初飛行--A330-900は2018年半ばに商業運航へ

エアバスは現地時間の10月19日、エアバスA330-900が初飛行を成功裏に終了したことを発表した。初飛行を行ったのは、合計3機のA330neoテスト機の内、の初号機であるA330-900(MSN1795)で、A330-900テスト機は4時間13分の飛行テストを行い、現地時間の14時10分に仏トゥールーズ・ブラニャック空港に着陸した。

A330-900テスト機にて4時間13分の飛行テストを実施

同機には、最先端のロールス・ロイス社製「Trent 7000」ターボファン・エンジンを装備している。A330neoはローンチから速いペースで開発が進んでいるプログラムであり、飛行テストは1,100時間行い、2018年半ば頃にA330-900の欧州航空安全庁(EASA)および米連邦航空局(FAA)の型式証明取得を目指している。A330-800の型式証明取得にはさらに、300時間の飛行テストを実施する。

最先端のロールス・ロイス社製「Trent 7000」ターボファン・エンジンを装備

飛行テストは通常の航空会社による運航を想定した環境で行われ、就航時における機体の成熟度と信頼性を最大限確保する。A330-900を最初に運航するのはTAPポルトガル航空で、2018年中頃までに納入を予定している。

ローンチカスタマーはTAPポルトガル航空となる

A330neo飛行テストキャンペーンは2機のA330-900と1機のA330-800テスト機で実施する。これらのテスト機に加え、顧客向けA330-900新造機もエアバスの革新的客室ブランド「Airspace」の認可取得のため使用される。

2014年にローンチしたA330neoはA330ファミリーの最新派生機で、A330-800とA330-900の2機種で構成されている。新型のロールス・ロイス社製Trent 7000エンジン、ナセル、チタン製パイロン、新主翼、新客室「Airspace by Airbus」を装備。最も特徴的な点は、64mに延長した主翼で(従来型は60.3m)、A350 XWBの技術を取り入れ特別に開発したウィングチップ「シャークレット」を備えている。

また、空力性能と主翼性能を最適化し、性能強化を実現。さらに、最先端技術を取り入れた部品や材料、継ぎ目のないインレットや複合材製ナセル、整形したパイロン、より大きく(直径112インチ)ゆっくり回転するフロントファンを持ち、バイパス比が旧世代のターボファンの5:1から10:1となったTrent 7000エンジンによって燃費を2桁改善し、大幅に騒音を抑える。

A330neoのスペック

A330-800とA330-900はそれぞれの従来型より最大10席多く装備することができる。A330-900は3クラス制の標準で最大287席、A330-800は257席を装備する。これまでに12社から合計212機の受注を得ている。

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