パロアルトネットワークスは10月19日、CASB (Cloud Access Security Broker)ソリューションであるクラウドセキュリティサービス「Aperture」の最新版を提供開始した。

Apertureは、組織で利用が許可された法人向けSaaSアプリケーションの脅威防御や情報漏洩対策を実現するクラウドベースのセキュリティサービス。

Apertureの主要機能

最新版では、情報漏洩や管理者の危険または疑わしい操作の監視、セキュリティの誤設定やマルウェア拡散を防ぐための機能が強化されている。

具体的には、今回Amazon EC2(Elastic Compute Cloud)、AWS IAM(Identity and Access Management)、Amazon S3 (Simple Storage Service) に対応したことで、AWS上でのマルウェアからの防御、適切なデータガバナンスポリシーの適用による不適切な使用の制御を実現する。

Office 365については、電子メールのコンテンツと添付ファイルにあるコンプライアンス違反やマルウェア、ユーザーのなりすまし、データ漏えいを探索するためのスキャン機能が追加された。この機能はすでに統合されているProofpointのサービスを補完し、電子メールによる高度なサイバー脅威への可視化と包括的な防御を提供する。

加えて、G Suite Marketplace全体にわたるポリシー制御の適用が可能になり、Marketplace経由の標的型フィッシング攻撃や マルウェア、不審なデータ共有からの防御を実現する。