JALも加盟しているアライアンスのワンワールドは10月17日、エア・ベルリンが10月27日に全便の運航を停止することを受け、エア・ベルリンがワンワールドへの参加を中止することを発表した。また、2012年3月にエア・ベルリンとともに加盟したニキ航空(本拠地: オーストリア・ウィーン)もワンワールドから離脱する。

エア・ベルリンは10月27日をもって全便の運航を停止するが、ニキ航空は運航を継続する見通しとなっている

エア・ベルリンとニキ航空の離脱により、ドイツのオーストリアの地方都市、また、南ヨーロッパの複数の都市を結ぶグローバルネットワークへの影響が見込まれている。しかし、ドイツとオーストリアにはワンワールド加盟の10社が乗り入れ、13空港に就航していることを含め、ワンワールドは今後も継続して、世界の約160カ国・地域で1,000以上の空港に就航していくとしている。ヨーロッパ全土でワンワールド加盟航空会社は、40カ国・230以上の空港への飛行を継続する。

ワンワールドはこれにより、アメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、キャセイパシフィック航空、フィンエアー、イベリア航空、JAL、LATAM、カタール航空、マレーシア航空、カンタス航空、スリランカ航空、ロイヤル・ヨルダン航空、S7航空の13社となる。