マネーツリーは、同社提供の金融インフラプラットフォーム「MT LINK」が、クレジットエンジンの提供する、オンラインで完結するスモールビジネスローン「LENDY(レンディ)」で採用となったことを明らかにした。

クレジットエンジンが9月28日よりサービス提供を始めた「LENDY(レンディ)」は、オンラインで完結するスモールビジネスローン。LENDYでは、中小事業主に対して、クラウド会計、EC、銀行、評価サイト、POSレジ、決済サービスなどの取引履歴を元に迅速で適切な与信判断を行い、書類作成不要でオンライン完結型の融資サービスを提供する。MT LINKは、銀行の個人口座、法人口座の連携をLENDYに対して提供する形となる。なお、MT LINKの融資事業者との連携は、今回が初となる。

ネット上の明細情報(売上実績)などを根拠として融資を行うトランザクションレンディングは、フィンテックの領域の中でも、とりわけ注目度が高いと言われている。マネーツリーは、今回の連携を、MT LINKに蓄積された明細情報が個人の承諾のもとに有効に機能し、大きく貢献できる事例と捉えているようで、今後の業界に対しての展開に期待を寄せている。

なお、今回の協業により、MT LINKの連携先は29社となっている。