「青山剛昌 30周年本」より。

「名探偵コナン」などで知られる青山剛昌の画業30周年を記念した「青山剛昌 30周年本」が、本日10月18日に刊行された。

1年半以上の取材を経て完成した同書。自身の作品への思いや裏話、マンガについて語る3万字インタビューや、1986年のデビューから描いてきたエピソードの中で“とっておきの1話”を選び解説する「30年分の1話」などが収められた。さらに6時間に及ぶ編集者との打ち合わせの様子を記録した「『名探偵コナン』ができるまで」では、ファンの間で一大ジャンルとなっている“あむぬい”“あかぬい”こと安室透と赤井秀一のぬいぐるみについても言及。加えて青山が影響を受けてきた作品、好きなコンテンツを紹介するエンタメ作品ガイドも登場し、仕事場の写真や愛用している文具、「名探偵コナン」のネームから仕上げまでも公開され、ファンならずとも読み応えのある1冊に仕上げられた。

さらにあだち充、高橋留美子、モンキー・パンチ、こざき亜衣、板垣恵介、福本伸行、浅野いにお、水野美波、水瀬藍、石塚真一、オジロマコト、山本さほ、幸田もも子、広江礼威、嶋木あこ、灰原薬、水波風南、山本崇一朗、みやこかしわ、眉月じゅんによるお祝いメッセージとイラストも掲載。島本和彦と青山による初の対談も収められ、島本が青山に「なんでそんなにうまくいく? なんでそんなにうまくいく?」と詰め寄りながらも、お互いの印象から好きなアニメについて、若かりし頃の編集者とのバトルについてまでざっくばらんに語られている。さらにアニメ「名探偵コナン」シリーズのプロデューサー・諏訪道彦、コナン役の声優・高山みなみ、担当編集者による「ココだけの話」も登場した。