JR西日本は18日、近畿圏エリアと岡山・広島・山陰・香川エリア、石川エリアの3つに分かれている「ICOCA」サービスエリアを2018年夏に1つにつなげると発表した。

山陰本線・赤穂線・北陸本線の計32駅に「ICOCA」サービスが拡大され、3つに分かれている「ICOCA」サービスエリアが1つにつながる

空白地帯となっていた山陽本線相生~和気間(4駅)、赤穂線播州赤穂~長船間(9駅)、北陸本線大聖寺~近江塩津間(19駅)に「ICOCA」エリアを拡大し、分断されていた3エリアを大きな1つのエリアにする。これにより、現在は各エリア内相互駅間の利用に限られている「ICOCA」サービスが2018年夏以降、エリアをまたがって利用できるようになる。なお、利用区間にIRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道が含まれる場合、利用可能区間は現行通り越中宮崎~大聖寺間、高岡~新高岡駅間となる。

エリア拡大に先立ち、2018年春から「ICOCA」エリア内でのICカード利用による移動(乗車区間)を営業キロ200km以内とする制限が新たに設けられることに。ただし、大阪近郊区間内相互発着利用の場合や、在来線特急列車停車駅相互間利用の場合、大阪近郊区間内の駅と在来線特急列車停車駅相互間利用の場合については制限の対象外とし、営業キロ200kmを超えてもICカードを利用できることとする。