プラネックスコミュニケーションズは10月16日、全ポートがギガビット(GbE)に対応する電源内蔵型スイッチングハブの16ポートモデルである「FXG-16IM5」を発売した。価格はオープン。

FXG-16IM5の外観

新製品は、機能を絞ることによる余剰なパケット送信の抑制に加え、電源の内蔵、放熱性が高いメタルボディを用いたファンレス設計の採用、シンプルに使える全ポートがギガビット対応などの特徴を有するスイッチングハブ。通信の転送効率を高めるジャンボフレームにも対応し、ギガビットネットワークを構築できるという。

ジャンボフレーム対応では、一度に転送するパケットを通常の1518バイトから最大9216バイトまで対応可能とし、通信効率を高められ、大容量のデータをスムーズな転送を可能としている。

ジャンボフレームのイメージ

すべてのポートが1000Mbps(1Gbps)の通信に対応し、SOHOなどでの業務用途の他、ホーム・ユースでも動画や画像などの大容量マルチメディアデータを扱う機会が増えているため、ネットワークの高速化によるメリットを享受できるとしている。従来の10BASE-T/100BASE-TXにも対応しており、既存のネットワークへのスムーズな導入が可能だという。

同製品は、有線LANの使用状況に合わせて消費電力を調整する「EEE(Energy Efficient Ethernet)」に準拠。未使用ポートへの供給電力を制限するLPI機能と、通信量により伝送速度を調整し、チップの消費電力を抑えるRPS機能により、使用状況に応じて消費電力を自動で調整するため、ユーザーが意識することなく無駄な電力消費を抑えられるとしている。

消費電力調整のイメージ

さらに、フローコントロール機能(全二重通信時はIEEE802.3x、半二重通信時はバックプレッシャー)、電源回路を本体に内蔵する電源内蔵モデルのためACアダプタの接続が不要、すべてのポートに接続したケーブルのストレート/クロスの種別を自動判別するAuto MDI/MDI-X機能の搭載、19インチラック用マウントキットの付属、RoHS対応などの特徴を備える。