富士通ゼネラルは10月12日、エアコン「ノクリアXシリーズ」の2018年度モデルを発表した。発売は11月18日。

室内機の熱交換器を清潔に保つのが特徴。抗菌・抗カビコーティングを施した「ハイドロフィリック熱交換器」で、冷房、除湿運転中は熱交換器に付着した水滴が汚れを包み込んで洗い流す。運転後は、「加熱除菌」機能により、熱交換器を55度で10分間加熱して付着した雑菌やカビ菌を取り除く。

ノクリアX

加熱除菌のイメージ

また、室温気流と暖・冷房気流を制御する「デュアルブラスター」を搭載。暖房時には、暖気が上昇するのを抑え、床面に温風を押し広げる。冷房時には、部屋の空気をかく拌して冷気を部屋中に届ける。

暖房運転時は暖気を床面に向け、冷房運転時は部屋中の空気をかく拌させる

今回、暖房メニューとして「標準モード」のほか、床暖房やカーペットと併用する「床暖房併用モード」を新たに用意した。床暖房併用モードは、気流を床と水平方向に向け、ゆったりと部屋全体を温める。

床暖房併用モードのイメージ、風が直接当たらないため、寝る前にも使いやすい

「おまかせノクリア」機能では、部屋の温度・湿度を分析し、季節に合ったモードを選択、運転、停止までを自動で行う。また、AIが使用環境を分析し、深夜の暖房運転は静音で行うといった「ノクリアセレクト」も備える。

「音声お知らせ機能」を利用すると、エアコン本体が毎日の電気代や出かける前の外気温などの情報を教えてくれる。別売りの無線アダプターをエアコン本体に装着すれば、専用アプリ「どこでもエアコン」からスマホ連携も可能だ。外出先からスマホを使って、運転のオンオフや運転状況の確認、変更が行える。アプリの対応OSはiOS 7以降、Android 4.0以降。

適用畳数と推定市場価格(税別)は以下。

  • AS-X22H : 冷房が6~9畳、暖房が6~7畳。24万円前後。
  • AS-X25H : 冷房が7~10畳、暖房が6~8畳。25万円前後。
  • AS-X28H : 冷房が8~12畳、暖房が8~10畳。26万円前後。
  • AS-X40H2 : 冷房が11~17畳、暖房が11~14畳。28万円前後。
  • AS-X56H2 : 冷房が15~23畳、暖房が15~18畳。31万円前後。
  • AS-X63H2 : 冷房が17~26畳、暖房が16~20畳。33万円前後。
  • AS-X71H2 : 冷房が20~30畳、暖房が19~23畳。36万円前後。
  • AS-X80H2 : 冷房が22~33畳、暖房が21~26畳。38万円前後。